2018年2月2日金曜日

【特報】旅行企画『西洋美術研修トラベル』![その17]



ビーエル・トンミー氏に、友人であるエヴァンジェリスト氏から、こんなとんでもないiMeesageが送られてきた。

「どうやら、『西洋美術史研究家ビエール・トンミー氏と巡るイタリア・フランスの美術を愛でる旅』なる旅行企画のゲラ刷りが、外部に漏れたらしいのだ」

外部?どこにだ?

西洋美術史の講師として有名なあの『先生』にだ!あの『先生』の手に、『西洋美術史研究家ビエール・トンミー氏と巡るイタリア・フランスの美術を愛でる旅』なる旅行企画のゲラ刷りが渡ったのだ

ええーっ!

「特派員の報告によると、あの『先生』は、お怒りだそうだ」

ああ、どうしよう!それは、やはり、先生を差し置いて、『西洋美術史研究家ビエール・トンミー氏と巡るイタリア・フランスの美術を愛でる旅』なる企画が立てられていたからなのか?

「いや、あの『先生』は、そんなことではお怒りにはならないよ」

は?....では、何に?






「あれだよ、『特別プラン』さ」

へ?まさか、料金が高すぎるとでも?

「ま、それもあるだろうな。一般人、普通の大学の講師にはとても出せる金額ではないからな」

ってことは、まさか!

「そう、まさか、なのさ」

え!え!え!.....先生もご参加の意思をお持ちなのか?

「ま、そういううことのようだな」

先生なら、料金はいらない。無償でいい。

「ほ、ほー。やはり君が立てた企画であったか」

ん?...いや、そういう訳ではないが、主催者にボクから交渉しよう。いや、先生の費用はボクが出そう!




「しかし、先生がお怒りなのは、金額のことだけではないようなのだ」

?.....先生は一体何が、お気に召さないのだ?


(続く)


0 件のコメント:

コメントを投稿