「おいおい、君にも連絡があっただろう?」
ビーエル・トンミー氏のiPhone X にエヴァンジェリスト氏からのiMessageが届いた。
「はあ?何の連絡だ?誰からだ?」
五月蝿そうに返信した。
「隠すな、隠すな」
「んん?....ああ、アレか?」
「ああそうだ。アレだ」
「アレなら、今、丁度、確認していたところだ」
「どうするんだ?受け容れるのか?」
「受け容れるも容れないも、対応するしかあるまい」
「ふん、君は、今時のこの国の連中と同じで従順なんだなあ」
「なんだとお!ボクは怒っているのだ!」
「ほ、ほう、どうしてだ?怒ることではないとは思うがな」
「何を云う、今更!?これを怒らないで、何に怒るのだ!?」
「何に怒っているのだ」
「市民税・県民税の申告書に決まっているだろうが!」
「はあ?」
「市は、行政は、高い金取るくせに必要事項は全部金払う側に書かせるのだ。何だコレは!普通、お金を貰う方が『すんまへんなあ、ここに必要事項全部書きましたによってお金払うてくれまへんやろか』と謙るのが当たり前ではないか。なのに偉そうに『必要事項全部書け』、『きっちり払うんやで』と威張っているのだ。エエ商売だ、市役所、県庁は!」
「なーんだ、そういうことか」
「『なーんだ』はないだろう!君は、市民税・県民税の申告をしないのか!?」
「しない。確定申告をするので、それをベースに特別徴収されてしまうからな」
「なんだか、よく分からんが、君はずるいぞ!」
「いいそ、いいぞ、怒れ、怒れ!それでこそ、君にもその資格があろうというものだ」
「はあ?」
(続く)
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