2021年2月20日土曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その5]



<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[王道のEクラス]



「Eクラス』は、ベンツの王道なのか?」


生徒であるエヴァンジェリスト氏が、iMessageでビエール・トンミー先生に確認した。


「ああ、王道も王道だ」


iPhone SE のiMessageの画面からも、ビエール・トンミー先生のしたり顔が浮かんでくる。


「ボクは、『王道プロレス』は好きではない。『一寸先はハプニング』な『猪木プロレス』が好きなんだがなあ」

「はああ?『王道プロレス』?『一寸先はナントカ』?そんなもんは知らんで。Eクラスはメルセデス・ベンツのど真ん中、中心、絶対に失敗出来ない車種、他社が目標とするデファクト・スタンダードなんや」



「猪木は、失敗を恐れなかったが…」

「BMWもアウディもEクラスに負けんように熱入れて同じクラスの車を作るんやで。Sクラスには勝てんさかいな。せやから、ベンツも『絶対負けへんで』と力一杯になって作る車がEクラスなんや」

「さすが先生!ちゃんと『ベーエムベー』と仰るんですね」

「当り前やないけ。BMWは、ドイツの会社やで。BMWは、ドイツ語では『ベーエムベー』やで」

「先生は、SNCFもちゃんと『エス・エヌ・セー・エフ』と発音されるし、フランス語もドイツ語も堪能でいらっしゃる。かつて、フランス人女性、ドイツ人女性とお付合いされた経験でもおありですか?」

「うっ…その件は、ノーコメントやで。事務所通してや。事務所通しても、ノーコメントやけどな」



(続く)



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