2017年4月11日火曜日

「濡れる」のが好き?【変態は雨が好き】




「ああ、鬱陶しい。なんで雨なんか降るんだ」

帰宅するなり、エヴァンジェリスト氏は妻に愚痴った。

士気の下がることしかない会社を出たら、外は雨であった。鬱な気分がいや増したまま、エヴァンジェリスト氏は家路に着いたのであった。

「仕方ないじゃないの、たまには雨も降らないとね。それに、雨が好きな人だっているんだから」
「雨が好きな人?」
「トンミーさんって、雨が好きなんでしょ」
「ああ、アイツか。そういえばそうだったかもな。でも、どうして雨が好きなんだろ?」
「訊けばいいじゃない。いつもメールしてるんでしょ。あなたがメールできる人って、トンミーさんくらいしかいないんだから」
「そうだな」

辛辣な妻の言葉を何故か素直に受け止め、エヴァンジェリスト氏は、友への質問状をまとめ始めた。



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友よ、ビエールよ、君に訊く。

君は雨が好きであったな。しかし、何故なのだ?

君は、どうして雨が好きなのだ。その理由は、次のどれか、さあ、答えよ。


(1)傘を忘れた若い女性に、「お嬢さん、お入り下さい」、と
   声をかけられるから。
   勿論、そこから「何か」が始まることを期待してのことだ。


(2)ピンクの花柄のレインコートを着た●●●子先生の姿を
   見ることができるから。
   うなじの濡れた「ほつれ毛」も艶かしい。




(3)ズボンの「社会の窓」から出した珍宝をレインコートで
   隠したまま外を歩けるから。
   一線を越えたら(レインコートの前をはだけたら)逮捕だ、と
   思うと、ああ快感!


(4)「濡れる」のが好きだから。
   「濡れる」という語感がいい。ああ、●●●子先生も
   濡らしたい…..


(5)常人には解らない(変態にだけ分る)深淵な理由。
   この場合、常人にも分るよう、何とか説明せよ。

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