エヴァンジェリスト氏によると(エヴァンジェリスト氏から友人のビエール・トンミー氏へのiMessageによると)、『西洋美術史研究家ビエール・トンミー氏と巡るイタリア・フランスの美術を愛でる旅』なる旅行企画(まだゲラ刷り段階だが)の料金設定は、以下の通りらしい。
『期間:3月11日(日)-3月24日(土)14日間
料金:2名1室=10,000,000円(1人あたり)、1名1室=20,000,000円
【特別プランの特別料金】
ビエール・トンミー氏と同室!2名1室=50,000,000円(1人あたり)
※ 但し、美人に限る。尚、40歳未満、20歳以上であること。
部屋は、特別貴賓室。でも、ベッドは通常のダブル・サイズ』
ビエール・トンミー氏は、『ビエール・トンミー氏と同室』という『特別プラン』をえらく気に入ったようであった…….
それは、素晴らしいが、ボクの体がもつか……..
「君は、旅行(ツアー)参加者と同室になって、何をするつもりなのだ?」
え?....いや、ま、そのお…….ナニを……..
「やはり、『特別プラン』というよりも『変態プラン』だな」
いや、誤解されては困る。確かに、ボクは変態だが、旅行(ツアー)参加者と同室になっても、まあ、『コムロ』的に、誤解されても仕方はない状況にはなるであろうが、まあ、そのおお……そうそう、『インモー』談義に花を咲かせるのだ。西洋美術に存する『インモー』が欧州庶民に与える宗教学的影響について議論を交わすのだ。
「おお、『交わす』のか!?」
ああ、『交わす』ぞ、『交わす』とも!
「『インモー』談義には、実物も必要か?
え!?実物!うっ!
「どうした?」
いや、なんでもない。
「隠しても無駄だ。iMessgeのやり取りだから見えてないと思ったら、甘いぞ。君のことはなんでもお見通しだ」
いや、ホント、なんでもない。
「股間に置いた手はなんだ?」
へ?
「君の股間は、アノコトを知ったら、爆発するであろう」
アノコト?
(続く)