エヴァンジェリスト氏は、友人のビエール・トンミー氏にiMesageで知らせた。
「『ビエール・トンミー氏と同室』の『2名1室』の料金は、『50,000,000円』なのだ!『希望者多数の場合は、抽選』だとさ」
『西洋美術史研究家ビエール・トンミー氏と巡るイタリア・フランスの美術を愛でる旅』なる旅行企画(まだゲラ刷り段階だが)には、『特別プランの特別料金』があったのだ。
「しかも、この特別料金には、但し書がついているのだ」
そりゃ、当たり前だろう!男と同室なんて真っ平だ。君が申し込んで、抽選に当りでもしたら、と思うとゾッとする。
「それは、こちらが云うセリフだ。君と『間違い』を犯すなんて、想像したくもない!」
ただ、『女性に限る』だけでは困る。
「何を云いたいのだ?」
『美人に限る』のだ。
「ま、それはそうだろうな」
そして、『40歳未満』だ。
「この変態め!ま、君は、昔から若い女性好きだなあ。奥様も10歳下だしな」
でも、『20歳以上』だぞ。ボクは、ロリコンではないからな。
「しかし、君が注文するまでもなく、『特別料金』の但し書きには、『美人に限る。尚、40歳未満、20歳以上であること』となっている」
ほお、素晴らしい!
「更に、『部屋は、特別貴賓室。でも、ベッドは通常のダブル・サイズ』なんだそうだ」
成る程、『通常』サイズで『用』は足すからな。
「何を戯けたことを。自分で企画したくせに」
君もくどいなあ。ボクは、本当に知らんのだ。
「『特別プランの特別料金』は、まだあるのだ」
え?
(続く)
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