エヴァンジェリスト氏が、友人のビエール・トンミー氏にiMessageで知らせてきた『西洋美術史研究家ビエール・トンミー氏と巡るイタリア・フランスの美術を愛でる旅』なる旅行企画(まだゲラ刷り段階だが)には、期間と料金について、以下のような記載があった。
『期間:3月11日(日)-3月24日(土)14日間
料金:2名1室=10,000,000円、1名1室=20,000,000円』
2週間なのに、料金がべらぼうに高い。
「しかも、しかも、だ。料金については、もっとけしからんことが書いてあるのだ!」
エヴァンジェリスト氏は、ビエール・トンミー氏に、興奮気味にiMessageを送ってきた。
「こんなけしからん料金設定をするのは、やはりこの旅行記企画を君自身が立てたからだろう!」
な、な、何がけしからんのだ?
「ほほー、お惚けかい。いいだろう、教えてやる。先ず、料金の註としてこう云う記載がある。
『 飛行機は、JANA便スーパー・ファースト・クラス。ホテルは、10☆デラックス・クラス。』
とな」
ん?JANA便?君、それってちょっと怪しくないか?5次元…..
「まあ、スーパー・ファースト・クラス。10☆デラックス・クラスのホテルについては、好きにするがいいさ。そんなクラスが実際にあるのかどうかは知らんが」
そうだ、やはり何か変ではないか?スーパー・ファースト・クラスも10☆デラックス・クラスも聞いたことないぞ。多分、5次元…..
「しかし、君はセレブだし、君との旅行パックに申込みをするのも、君のファンしかいないだろうし、君のファンもセレブであろう」
ボクのファン?え、え?ボクにファンがいるのか?
「何を戯けたことを云う。君は今や、世界に有名な存在であろう?」
いや、変態界では少しは知られた存在かもしれないが…….
「スペインにもポルトガルにもフランスにも、最近では、熊本にもファンができたらしいではないか」
え?そうなの?ど、ど、どうして?
「ええい、面倒臭い奴だなあ。いいか…….」
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿