2018年1月24日水曜日

【特報】旅行企画『西洋美術研修トラベル』![その8]


『西洋美術史研究家ビエール・トンミー氏と巡るイタリア・フランスの美術を愛でる旅』なる旅行企画(まだゲラ刷り段階だが)に記載の料金(以下)について、エヴァンジェリスト氏は、友人であるビエール・トンミー氏にiMesasageでクレームを入れた。


『期間:3月11日(日)-3月24日(土)14日間
料金:2名1室=10,000,000円、1名1室=20,000,000円』

「2週間なのに、料金がべらぼうに高い」

料金には、以下の註も記載されているらしい。


『 飛行機は、JANA便スーパー・ファースト・クラス。ホテルは、10☆デラックス・クラス。』


だが、そこまでの料金設定については、エヴァンジェリスト氏は一定の理解を示そうとした。

「しかし、君はセレブだし、君との旅行パックに申し込みをするのも、君のファンしかいないだろうし、君のファンもセレブであろう」

その『君のファン』と云う表現にビエール・トンミー氏が反応する。

ボクのファン?え、え?ボクにファンがいるのか?

「何を戯けたことを云う。君は今や、世界に有名な存在であろう?」

いや、変態界では少しは知られた存在かもしれないが…….

「スペインにもポルトガルにもフランスにも、最近では、熊本にもファンができたらしいではないか」

え?そうなの?ど、ど、どうして?

「ええい、面倒臭い奴だなあ。いいか…….」






「君は、今やBlog『プロの旅人』でスーパー・スターではないか」




Blog『プロの旅人』のことは知っているが…….

「Blog『プロの旅人』は当初、『プロの旅人』氏が、自身ことや家族、友人のこと、奇怪な出来事を書いていた」

そのようだなあ。昔は、Blog『プロの旅人』を読んでいなかったけれど。

「まあ、君のようなものがいるから、しばらく前から『プロの旅人』氏は、『プロの旅人 Classic』なるBlogも立ち上げ、そこに過去の記事を掲載するようになったのだ」




ボクも、『プロの旅人 Classic』を時々読んではいる。

「やがて『プロの旅人』は、彼の友人であり、また、君の友人でもあるエヴァンジェリスト氏の行状記となった。つまり、私のことをアレコレと書くようになったのだ」

ああ、君が石原プロに入るとか入らないとか、クダラナイことを書くようになったようだな。

「しかし、『プロの旅人』の友人であり、また、私の友人でもある男が、会社を完全リタイアし、『プロの旅人』氏や私との接触が増えると、いつの間にかBlog『プロの旅人』は、その男の変態ぶりばかり描くようになってしまった」

まわりくどい言い方をするなあ。『プロの旅人』氏の友人であり、また、君の友人って、つまりボクのことだろ?

「そうだ、君だ。変態界の帝王ビエール・トンミーだ!」

ああ、ボクにとっては迷惑な話だ。

「嘘つけ!この変態!」

エヴァンジェリスト氏は珍しく、興奮していた。


(続く)


0 件のコメント:

コメントを投稿