「2週間なのに、料金がべらぼうに高い」
エヴァンジェリスト氏が、友人であるビエール・トンミー氏にiMessageでそうクレームを入れる通り、『西洋美術史研究家ビエール・トンミー氏と巡るイタリア・フランスの美術を愛でる旅』なる旅行企画(まだゲラ刷り段階だが)に記載の料金(以下)は、異常と云っていい程、高い。
『期間:3月11日(日)-3月24日(土)14日間
料金:2名1室=10,000,000円、1名1室=20,000,000円』
「しかし、君はセレブだし、君との旅行パックに申し込みをするのも、君のファンしかいないだろうし、君のファンもセレブであろう」
ボクのファン?え、え?ボクにファンがいるのか?ボクは、変態界では少しは知られた存在かもしれないが……
「ええい、面倒臭い奴だなあ。いいか、君は、今やBlog『プロの旅人』でスーパー・スターではないか」
Blog『プロの旅人』のことは知っているが…….
「Blog『プロの旅人』は当初、『プロの旅人』氏が、自身ことや家族、友人のこと、奇怪な出来事を書いていた。やがて『プロの旅人』は、彼の友人であり、また、君の友人でもあるエヴァンジェリスト氏の行状記となった。つまり、私のことをアレコレと書くようになったのだ」
ああ、君が石原プロに入るとか入らないとか、クダラナイことを書くようになったようだな。
「しかし、『プロの旅人』の友人であり、また、私の友人でもある男が、会社を完全リタイアし、『プロの旅人』氏や私との接触が増えると、いつの間にかBlog『プロの旅人』は、その男の変態ぶりばかり描くようになってしまった」
まわりくどい言い方をするなあ。『プロの旅人』氏の友人であり、また、君の友人って、つまりボクのことだろ?
「そうだ、君だ。変態界の帝王ビエール・トンミーだ!」
ああ、ボクにとっては迷惑な話だ。
「嘘つけ!この変態!」
エヴァンジェリスト氏は珍しく、興奮していた。
「君は、Blog『プロの旅人』の為に、変態ぶりを増していったではないか!」
え!?....いや、変態は生まれつきで……
「パジャマのまま、外をうろつき回ったであろう。電車に乗り、コンビニに、家電店にもパジャマで行ったそうではないか!」
うーむ。パジャマのまま、スターバックス、デパート、そして、銀行にも行ったぞ。
「『ゲス仙人』になったり、『エロ仙人』に、そして『怪人』になったりもしたであろう!」
『怪人』?いや、知らんぞ。知らん、知らん!
「君は、そうして、次々と『話題』を作り、いつの間にかBlog『プロの旅人』を乗っ取ったのだ」
『プロの旅人』氏が勝手に書いているだけだ。
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿