「しかし、君は、『己を見る』男だ。君は、君の修士論文で書いた『己を見る』ということから逃れることのできない男だ。君は、貴乃花ではない。『エヴァンジェリスト応援会』なんて烏滸がましいことを知っている」
エヴァンジェリスト氏を攻めるビエール・トンミー氏のiMessageは容赦ない。
「(チクショー!)」
「だが、諦めきれない君は、『応援会』設立をボクの話にすり替えた。満たされているボクに『応援会』は不要だ」
「(いや、君は、『内田有紀』で股間に『異変』が生じなくなり、●●●子先生とも『お別れ』し、寂しい生活を送っているではないか)」
「少々、いや相当無理な理屈だ。そのことは君は分っており、じきボクが、そのことに気付くことも織込み済みだったのだ。そう、ボクに、君の方こそ『応援会』を設立すべきではないか、云わせようと思ったのだ」
「(この『インテリ・ヘンタイ』めが!)」
「君は更に、講演活動をボクに薦めた。自分の方が余程、講演活動に向いているのに。65歳になろうとする今も、そう今月(2019年2月)だって、日本各地で、6回も講演するではないか」
「(ああ、相当にハード・スケジュールだ)」
「これもボクに、君の方こそ講演活動をすべきではないか、とボクに云わせようと思ったのだ」
「(君という男は…..)」
「君は、貴乃花の講演料を聞いて舌舐めずりした。1回で300万円だものな、貴乃花は」
「(ああ….300万円とは云わないが….)」
「今の君の講演は、会社として無償で受けているが、65歳になってフリーとなれば、有償での対応となるのであろう」
「(幸い、少しは依頼がありそうだ。しかし、もっともっと依頼がないと、稼ぎにはならない)」
「ふふ、ふふ。ふふ、ふふ」
「(な、な、何が可笑しい!)」
(続く)
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