「(いや…いやいやいやいやあ…….ボクは、誰にも応援してもらう必要はないんだが….)」
テーブルに落としたトーストを拾い上げながら、ビエール・トンミー氏は、心の中で反論した。
「ふん!....まあ、強がらなくてもいいさ」
エヴァンジェリスト氏は、どうやってiMessageを送る遠隔地の相手の心を読むのか、そんなビエール・トンミー氏の思いをエヴァンジェリスト氏
は、無視する。
「君は、もう『内田有紀』では股間に『異変』が生じなくなったんだろ?」
「(え?どうして、それを?)」
「テレビで、『DHCルミニスト 』のCMを見ても、『んぐっ!』とならないんだろ?」
「(確かに….いやいや、そもそも『んぐっ!』って下品だろ。それは、『【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る』での表現、というか、創作みたいなもんだ)」
「まあ、もう今は、余り『んぐっ!』ってならなくなったものな」
「(いや、もともと….)」
「きみは、さみしいんだろ?」
「(何を云う?)」
「だって、『先生』とも『お別れ』したんだものな」
「えっ!」
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿