「(んぐっ!)」
エヴァンジェリスト氏からのiMessageに『先生』と云う文字を見て、ビエール・トンミー氏の股間は、思わず『反応』してしまった。
「ほーら、『異変』が生じたではないか」
「(いや、今の『んぐっ!』は、トーストを飲み込んだ音だ)」
「強がらなくてもいい。君は、昨年、母校のオープン・カレッジの西洋美術史の受講を止めた。だって、もう3年も受講を続けたんだものなあ」
「(いや、4年だ)」
「さすがに3年も4年も受講を続けていると、講師の●●●子先生に怪しまれるものなあ。君は、西洋美術史になんか実は興味はなく、●●●子先生目当ての受講だったんだからな」
「(ち、ち、違う!純粋に学術的な興味からだ。ボクは、西洋美術に関心があるのだ)」
「ふん!●●●子先生の『インモー』発言に我を忘れたではないか」
「(先生は、ある絵画とその絵画へのサロンの批判を論じる為に、その言葉を発せられたのだ)」
「そんなことは問題ではない。君は、いや君の股間は、●●●子先生の『インモー』発言に『異変』が生じたことは間違いのない事実だ」
「(そりゃ、あんなん若くて綺麗な女性が、公衆の面前で『インモー』なんて言葉を発したら、君だって…..)」
「君は、教室の最前列中央の席、つまり、●●●子先生の真ん前の席に座り、●●●子先生を舐めるように見上げた」「(だから、学術的な興味だ。極めて純粋な学術的な興味があるから、先生のお話を一番聞きやすい席に座るようにしただけだ)」
「しかし、●●●子先生が時に口から飛ばす唾が君の手の甲に付くと、君は、講義も上の空となり、自分の手の甲を、いや●●●子先生の唾を舐めまわしたではないか!」
「(んぐっ!)」
(続く)
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