2019年2月1日金曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その98]







「そう、オジサンは、ううん、オジサンの股間が、ママを見ても、『松坂慶子に酷似したおば様』を見ても、アタシを見ても『反応』してしまうことに苦しんでるんだよね。」

『ユキ』と呼ばれた少女の『声』は、慈しみというものがあるとさえ感じさせるものとなっていた。

「でもね、オジサン、苦しんでるだけ、救われるんじゃあないの」

ビエール・トンミー氏は、項垂れていた。

「アタシ、そんなオジサンのこと好き!『己を見る』ことを知っているオジサンのこと素敵だと思う」
「(んぐっ!)」
「オジサンみたいな男の人と結婚したい!」
「(んぐっ!んぐっ!)」
「ううん。オジサンみたいな男の人、じゃなくオジサンと『一緒になりたい』!」



「(んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!)」

ビエール・トンミー氏は、股間の余りの『異変』に、思わず腰を引いた。

「アータ!」


(続く)





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