「いやあ、君もそんなにいいモノを持っているのかあ!?」
と、マーケティング部の新システム稼働開始の打上げをしている居酒屋で、マーケティング部の部長が、隣に立つビエール・トンミー氏の股間を平手でポンと打った。
「うっ!」
ビエール・トンミー氏は、思わず体をくの字にして、股間を両手で抑えた。
「おお、なかなかの凶器だな。ハハハハハ!」
と、笑いながら、部長が視線を落としたビエール・トンミー氏の股間に、『マダム・トンミーとなる前のマダム・トンミー』は釘付けになっていた。
「(やっぱり、そうだったのね!)」
まだ乾杯をしておらず、マダム・トンミーもまだアルコールを口にしてはいなかったが、彼女の顔面は、既に崇拝のビールを飲んだかの如く紅潮していた。
(続く)
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