2011年7月16日土曜日

『りこう』ではなかったんですよね、シショーは。

シショーは、本当に器が大きい。

「『りこう』ではなかったんですよね、シショーは。ゥヒヒヒヒ」

というエヴァンジェリスト氏の暴言も気にしないどころか、

「うまいこと云うねえ」

と満悦返しをされる。

シショー・エヴァンジェリストとエヴァンジェリスト氏は、共にOK牧場大学の出身である。

OK牧場大学の話をした際に、先輩であるシショーに対してエヴァンジェリスト氏が云ったのである。 


「シショーは、『りこう』ではなく、『りこう』になる前、だったんですよね。ムフフ」


シショーは工学部出身であるが、今は、工学部は理工学部になっているのである。つまり、シショーの出身学部は「理工(りこう)」ではなかったのである。「理工(りこう)」になる前であったのだ。

確かに「うまいこと云う」。エヴァンジェリスト氏の冗談のセンスは抜群である。.......とはいえ、大先輩に対して失礼ではないか。

しかし、シショーは、「ウッヒャハッハッハ」とご満悦である。


シショーは、本当に器が大きい。

2011年7月15日金曜日

パジャマを着て朝食を食べに行きますか?(その5-最終回)....[ホテルでのマナー]


で、要するに、ケリーさんは何をしたんですか?」
「モテタイか、んんん、ヤツにはあのホテルは勿体なかったな」

説明するまでもなかろう。この記事のタイトルの通りである。

ケリー・ゴミーバコ氏は(当時のモテタイ氏は)、パジャマを着て、ホテル内の和食処に朝食をとりにいったのである。

エヴァンジェリスト氏が、バスルームで胸とアソコを腕と手で隠して、「はあん、いやああん」って云った全日空ホテルクレメント高松でのことである。そして、エヴァンジェリスト氏とケリー・ゴミーバコ氏が一緒に高松に出張した時のことである。

その結果は申し上げるまでもない。

「お客様.....」と、

和食処の従業員に呼び止められたのである。パジャマのままでは入店頂くわけにはいかず、着替えて出直してきて欲しいと云われたのである。

まあ、当り前のことである。だが、ケリー・ゴミーバコ氏は納得がいかない。当時もそうだが、今も納得がいかず、

「全くもって失礼だ!これまで行った『ホテル』では浴衣で朝食をとりにいっても何も云われなかった。むしろ、皆、浴衣で食べに行っていたんだ!」

と、今にもゴミ箱を蹴らんかの勢いである。

失礼なのはケリー・ゴミーバコ氏の方である。

遅れて部屋にはいって来た知事に対して「いいか。長幼の序が分っている自衛隊ならそんなことやるぞ!」と恫喝した某大臣並に失礼である(その発言は、躁状態でのものであったようでもあるが)。

「そんなことやるぞ」という言葉が妙であるのはさておき(普通、「そんなこと」という言葉には「やらないぞ」という言葉が続くものだ)、知事の無礼をなじる自身の言動の方がもっと失礼であることに気付いていないのだ。

ケリー・ゴミーバコ氏の云う『ホテル』はホテルではないのだ。温泉旅館なのである。施設名は「○○ホテル」とはあれど、要は温泉旅館なのだ。お父さん、お母さん、お兄さんと一緒に行った温泉旅館なのだ。

確かに、温泉旅館では施設内を浴衣姿でうろついて構わない。むしろ、皆が浴衣姿だ。朝食も浴衣のまま食べに行く。

しかし、全日空ホテルクレメント高松は温泉旅館ではない。立派なシティ・ホテルである。

「君は分ってない」というエヴァンジェリスト氏の言葉にも耳を貸さず、興奮を隠さず云う。

「失礼極まりない!パジャマで行って何がいけないんだあ!........そう云えば、あのホテルも失礼だった」

そう、ケリー・ゴミーバコ氏の暴挙は全日空ホテルクレメント高松でだけのことではなかったのだ。

「へええ、ケリーさんってそんな方に見えないんですけどねえ」

ケリー・ゴミーバコ氏の真の姿を知らない(ケリー・ゴミーバコという名前がついた由来をよく知らない)ローラク・クイーン13世には、ケリー・ゴミーバコ氏は温厚な、どちらかと云えば気弱な好青年にしか見えないようであった。

さて、貴方は、ホテルで(シティ・ホテルで)、パジャマを着て朝食を食べに行きますか?

2011年7月14日木曜日

パジャマを着て朝食を食べに行きますか?(その4)....[ホテルでのマナー]

「いや、ヤツは、モテタイは、バス・ルームでは何もしていない」
「はあぁん!?」

「全日空ホテルクレメント高松のフロアの端の部屋のバス・ルームには窓があるんですよ」
「はあぁん!?」
「大きい窓です」
「はあぁん!?」
「まる見えです」
「はあぁん!?」
「外からまる見えです」
「はあぁん!?」
「胸とアソコを腕と手で隠して、はあん、いやああん、って云っちゃいました」

この会話の翌日に、「うどんを飲むってねえ、食欲を満たすって云うよりも、肉体的な快感を覚えさせるんですよ」というお下劣な言葉を吐いたエヴァンジェリスト氏であるが(「讃岐うどんは、飲む!」)、高松に着いた時から既にお下劣、下品であったのだ。



2011年7月13日水曜日

パジャマを着て朝食を食べに行きますか?(その3)....[ホテルでのマナー]

そう、全日空ホテルクレメント高松でスタアになったのは、お判りの通り、ケリー・ゴミーバコ氏の若き日の姿「モテタイ氏」である。

「へえ、ケリーさんが.......で、何をしたんですか?」

ローラク・クイーン13世がケリー・ゴミーバコ氏を知ったのは最近で、昔の氏のことは知らないのだ。

「全日空ホテルクレメント高松は、すっごく奇麗で立派でいいホテルなんですよ」
「まあ、確かに立派そうですね」
「フロアの端の部屋は特に凄いんですよ」
「?」
「風呂です」
「お風呂?」
「ええ、バス・ルームです」
「ケリーさん、バス・ルームで何かしたんですか?」
「フフフン......」

2011年7月12日火曜日

パジャマを着て朝食を食べに行きますか?(その2)....[ホテルでのマナー]

京都から岡山経由で高松に入るという、無茶というか、プロの旅人らしいとも云える出張をし、一緒に出張したローラク・クイーン13世と共に高松駅を出ると、エヴァンジェリスト氏が云った。


「あのホテルなんですよ」


全日空ホテルクレメント高松である。立派な高層ホテルである。


「事件は、あのホテルで起きたんです」
「事件?」
「事件です。カレはその事件でスタアになったんです」
「スタア?」
「そう、スタア誕生です」
「誰のことです?」
「フフン........モテタイ氏です」
「モテタイ氏?」


そう、全日空ホテルクレメント高松でのあの事件でスタアになったのは、モテタイ氏である(参照:「んんん、いい匂い…..」「モテタイ」から...続・「んんん、いい匂い…..」「モテる為なら何でもする!」

2011年7月11日月曜日

パジャマを着て朝食を食べに行きますか?(その1)....[ホテルでのマナー]

彼は中国人ではない。

ホテルで、パジャマを着て朝食を食べに行ったが、中国人ではない。

中国人は、パジャマを着て外出すると聞くが、彼は中国人ではない。

まあ、総ての中国人が(或は、どの地域の中国人もが)パジャマを着て外出する訳ではないであろうから、「中国人が」とひとくくりにして云うことは好ましくはないであろうが(困ったことに、ヒトは人をパターン化したがるものだ)。

しかし、とにかく彼は中国人ではない。

それは、高松でのことであった。

その事件には、また、あのエヴァンジェリスト氏が絡んでいたのだ。

2011年7月4日月曜日

讃岐うどんは、飲む!

エヴァンジェリスト氏が、神の使いとも思えぬ妄言を吐く「人間」であることは知っていたが、お下劣でもあるとは知らなかった。

「讃岐うどんは、飲むんですよ」

久しぶりに訪れた高松で、一緒に出張したローラク・クイーン13世に云った氏のその言葉自体に問題はなかった。

協業先のT社の四国支社のタッキーNo.1氏に、「川福」で教わったのだ。

「エヴァンジェリストさんね、うどんは飲むんですよ。噛んじゃダメです」

「川福」は、高松のうどんの名店である。タッキーNo.1氏が教えてくれた店で、店のつくりは普通のうどん屋さんだが、確かにうまい

タッキーNo.1氏に教わった通り、噛まずに飲んでみたが、上手くいかない。結局は噛んでしまう。幾度か高松に出張し、その度に「川福」で、生醤油うどんを食べ、練習するうちになんとか飲めるようになってきた(うどんは、生醤油うどんに限る)。

爾後、一緒に高松に出張した同僚を例外なく「川福」に連れて行き、云うのであった。

「うどんは、飲むんだ。噛んじゃダメなんだ」

所謂、知ったかぶりである。

今回の出張でも、エヴァンジェリスト氏はローラク・クイーン13世を「川福」に連れて行き、云った。

「13世さんね、うどんは、飲むんですよ。噛んじゃダメなんです」

そこまでは、いつも通りであった。

しかし、氏は余計な一言を云ってしまったのだ。

「うどんを飲むってねえ、食欲を満たすって云うよりも、肉体的な快感を覚えさせるんですよ」

ローラク・クイーン13世はレディである。レディに対して云う言葉であろうか。

「喉が欲しがるんですよ。喉が」

所謂、喉ごしのことを云いたかったらしいが、言い方がお下劣である。

氏によると、高松に出張したものの、時間がなく、うどんを食べずに(飲まずに)、次の出張地である岡山に向うべく、高松駅に行き、快速マリンライナーの座席に座った瞬間に思ったらしい。

「うどんが欲しい。喉にうどんを通したい!」

自分にそんな趣味はないが、こりゃ、食欲ではなく、肉欲だな、と思ったそうだ。

「お下劣ですね。少なくともレディ−に対して云う言葉ではないですよ」

そう批判した私に氏は云う。

「このことをお下劣だと思う君の方がお下劣だ。実際、13世さんは微笑んでいただけだ」

「そりゃ、レディだからですよ。レディだから、受け流したんですよ」

そんな私の言葉もものかわ、氏は云う。

「ああ、うどんを飲みたい。喉にうどんを通したい!」