「小さいスーパー?」
「ああ、まだ『コンビニ』なんて知らないから、『セブンイレブン』って『小さいスーパー』だったのさ」
「まあ、間違いではないけど」
「でも、『スーパーなのに安くないんだ』って云うのさ」
「年齢を感じさせる会話ねえ」
「『だけど、朝7時から夜11時まで空いてるんだぜ』と自慢してきた。自分の店でもないのに」
「知ってるわ。最初は、『朝7時から夜11時まで』だから『セブンイレブン』なのよね」
『大師線』のホームまで行くと、既に、『小島新田』行の電車が待っていた。
「『朝7時から夜11時まで』でも、すっごい便利だったんだよ」
「その頃、アタシ、まだ小学生だったわ」
マダム・トンミーは、ビエール・トンミー氏の10歳歳下なのだ。
「その小学生を........んんん、もう、アータ、『変態』ねえ。ふふ!」
誤解はないと思うが、一応、解説しておく。
ビエール・トンミー氏が、マダム・トンミーを..............、あああ、いや、マダム・トンミーと結婚したのは、『セブンイレブン』が日本にできてから十何年か後のことである。
その時、マダム・トンミーは既に、20歳台半ばになっていた。決して、小学生を..........なんて犯罪を行った訳ではない。
それでも、10歳も歳下で、会社の『マドンナ』と結婚したことで、ビエール・トンミー氏は、『犯罪者』扱いされたものではあったが。
(続く)
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