「♫花のお匂いにい♪」
ビエール・トンミー氏の耳に聞こえ始めていた歌である。
「♫酔ってしまったああ♪」
それは、1973年に放映されたNHKの少年ドラマ・シリーズの『ぼくがぼくであること』(原作:山中恒)の主題歌であった。
「(そうだ、ああ、ボクは酔ってしまった…..)」
『ぼくがぼくであること』の主人公である『平田秀一』少年が、夏休みに出会った少女『谷村夏代』ちゃんに、風が運んできた花の匂いに酔ってしまうように恋をしたのと同じ、そう思ったのだ。
ただ、ビエール・トンミー氏は、少年ではなかった。
「(んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!)」
ビエール・トンミー氏の股間には、『風が運んできた花の匂い』のような香りに『反応』してしまっていた。
「(んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!)」
しかし、その香りは、果たして『フェブリナナノアクア 炭酸ジェルパック』のものであったのだろうか?
(続く)
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