「君は、何を云っとルノー(RENAULT)?」
エヴァンジェリスト氏は、戯けた言葉で返した。
「クワ(Quoi)?コチラ、分っている。アナタ、ルノーの次のCEOになるね?」
特派員は、ややフランス語訛りな感じの日本語でエヴァンジェリスト氏への追求を続けた。ハーフっぽい顔立ちであるし、フランスのメディアの特派員であるかもしれない。
「変なことを訊いたらあカングー(KANGOO)」
「アナタ、フランス詳しいよね?」
「訳の分らないことを云ってはだメガーヌ(MEGANE)」
「フランス文学修士でしょ?KO牧場大学の」
「まあ、それはほんトゥインゴ(TWINGO)」
「今年(2019年)の4月で今の会社、再雇用も満了するね?」
「おお、よう知っとルーテシア(LUTECIA)」
「でも、再雇用終った後、何するか表明してないね。それは、ルノーの次のCEOになるからでしょ?でも、まだ内緒だから何も云えないのね」
「そんなことは知らんなアヴァンタイム(Avantime)」
「カルロス・ゴーンとは同級生(同い年)なのね?」
「おお、それを知っておったカジャー(KADJAR)」
「だから、カルロスに『ルノー、ヨロピコ』と頼まれたね?」
「くどいなあ。ワシは、クルマの運転免許も持っていなんだぞ。『SNCF』のことにも通じており、ワシよりも次のルノーCEOに相応しいこのヘンタイのところにでもインタビューに行キャプチャー(CAPTUR)」
と云うと、エヴァンジェリスト氏は1枚の写真を特派員に見せた。
「おお!メルシー(Merci)!」
(おしまい?続く?)
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