2023年2月22日水曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その41)

 


「(ボクはもう『プロの旅人』なんか読んでいないんだ。内容がスッカスカなのはまだしも、直ぐに下ネタを持ち出してくるアイツの異常さに辟易としてきたからだ)」


と、ビエール・トンミー氏は、何かと話を『プロの旅人』に結びつけようとする友人エヴァンジェリスト氏への怒りを持ちながら、その怒りを今度はChatGPTにぶつけるiMessageをエヴァンジェリスト氏へと送る。



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「ワテ、『プロの旅人』のことなんかで先見の明なんか持ってへんけど、ワテとChatGPTなんかを一緒にせんといてや。嘘に先見の明もクソもあらへん。せや、ChatGPTは、妄想を超えた嘘を平気で云いよるんやで。ワテ、『NHKの朝ドラの 『あまちゃん」とはどんなドラマですか』とも訊いてみたんや。そしたら、ChatGPTの奴、とんでもないこと、云うてきたんや。


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According to ChatGPT (OpenAI, 2021), [


NHKの朝ドラ「あまちゃん」は、毎日放送されている時代劇ドラマです。


主人公は、湯浅あまちゃんという少女です。 あまちゃんは、湯浅家の真実の娘として生まれた少女であり、湯浅家で育ちます。


あまちゃんは、 湯浅家の真実の娘として、 湯浅家の苦境を乗り越えながら、成長していきます。 湯浅家の仲間たちとともに、苦難を乗り越え、最後には幸せな結末を迎えるまでを 描いています。]


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どや?『湯浅家』って何や?正しい情報は全然ないやんか。しかも、シレッとして、いかにも正しいかの誤情報を堂々と提示しよるで」

「いやああ、参ったのお」

「やろ。『真実の娘』ちゅうんも、説明不足や。『真実(しんじつ)の娘』て、何やろか?『実子』いうことのような気もするが、やったら、あんまりない表現やさかい、『真実(マミ)の娘』かとも思うたんや。やけど、時代劇いうとるさかい、『真実(マミ』みたいな名前は時代劇らしゅうないやろ。そこでや、『真実(ナオザネ)の娘』なんやなかろうか、と思うたんや」

「おお、『湯浅直実(ユアサ・ナオザネ)』いうたら、なんかそんな武将がおるような、おったような感じはするのお」

「けど、どっちにしたとこで、NHKの朝ドラ『あまちゃん』は、『湯浅』とは全然、関係あらへんのや。ChatGPTは、とんでもない嘘つきやで」

「そうとも云えんよ」

「ああ、アンタのことや、そないに、ケチつけてくると思うて、ちゃんと調べといたんや。『湯浅直実(ユアサ・ナオザネ)』という武将が実在したか、検索したが、どこからもそんな武将の名前は出てきいへん。けど、ChatGPTは、こう答えてきたで。


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According to ChatGPT (OpenAI, 2021), [


「湯浅直実」という人物は、実在する武将の一人です。

湯浅直実は、戦国時代の武将で、主に織田信長に仕えました。湯浅氏は、現在の京都府与謝郡伊根町に本拠を構えた豪族で、織田信長の家臣として活躍しました。

湯浅直実は、織田信長の家臣として、信長の下で数々の戦いに参戦し、功績を挙げました。特に、1568年の賤ヶ岳の戦いでは、織田軍の先鋒を務め、上杉謙信率いる敵軍を破りました。

湯浅直実は、その後も織田信長に仕え、天正10年(1582年)の本能寺の変の際には、信長の命を受けて西軍に加担しました。しかし、織田信長の死後は豊臣秀吉に仕え、天正12年(1584年)の賤ヶ岳の戦いにも参戦しました。

現在、湯浅氏の末裔が存続しており、湯浅直実の墓所や居城跡なども残されています。]

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ときたんや。武将なんてようさんおったやろから、『湯浅直実(ユアサ・ナオザネ)』という武将が実在してなかったことを証明するんは難しいさかい(ないことの証明って、難しいやろ?)、ChatGPTに『実在する武将の一人』じゃと見得を切って、こないな尤もらしい説明されたら、一般の人間は、『おお、ほうでっか』となるかもしれへん。そやけど、ChatGPTは、ボロを出しおってんのや。何が、『本能寺の変の際には、信長の命を受けて西軍に加担しました』や。『本能寺の変』に西軍も東軍もあらへんやろ。関ヶ原の戦いやあるまいし」




「アンタも、あまちゃん、じゃねえ」

「なんやてえ!」


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「(アイツうー!『あまちゃん』の話題で、ワシのことを『甘ちゃん』呼ばわりして、上手いこと云ったと悦に入ってるんだろうが)」


と、思ったビエール・トンミー氏は、続く言葉を実際に口に出してしまった。


「ざけんな!」



(続く)




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