2024年10月17日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その644)

 


「(それに、ボクの『アレ』はもうすっかり老いて、いつも萎みきっているから、長さなんか測るもんか!)」


と怒りながら、ビエール・トンミー氏は、『怒り』を忘れた自らの『アレ』に寂しげな視線を落とした時、友人のエヴァンジェリスト氏から、もう話は済んでいたかと思われる男の名前を出すiMessageが入ってきた。



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「『谷豊』も『ターバン』を巻いとったかどうかは知らんけど、ドラマの『アラーの使者』は、『ターバン』を巻いとったじゃろ?」

「やからあ、ワテは、ドラマの『アラーの使者』も知らへん、云うてるやろ。『アラーの使者』が、『ターバン』を巻こうと、クダを巻こうと、どうでもエエねん」



「あののお、アンタともあろうお人が、何を云うん?『アラーの使者』は、文字通り、『アラー』の使者じゃろうけえ、ムスリム、つまいrイスラム教徒じゃろうけえ、お酒は飲まんけえ、クダは巻かんのんよ」

「アンサン、そうやって、他人をケムに巻くんや」

「要するにの、『ターバン』巻いとるんは、主に、インドか中東で、インド系の『タイガー・ジェット・シン』は関係ないけえ、となると、『アラーの使者』の舞台となっとっる『カバヤン王国』は、中東いうことなんよ」

「ああ、そうでっか。で、それがなんやちゅうねん。『カバヤン王国』が中東にあろうと、カバの生息地のアフリカにあろうと、どうでもエエ」

「『アンサール・アッラー』は、『アラーの使者』と訳してもええかもしれんのに、『どうでもエエ』んね?」

「また、『アンサール・アッラー』かいな。それも知らへんのや」

「自分から云い出だしといて酷いのお」

「ワテから、云い出だした?」

「アンタ、ワシに、<アンサン、『フーシ派』知ってるか?>、て云うたじゃないね」

「ああ、それは云うたで。けど、その『アンサールなんちゃら』のことは云うてへんで」

「ああ、『詭弁家』のアンタらしいのお」

「なんやてえ!なんぼ50年来の友だちやあ、云うても、云うてエエこととアカンことがあるでえ!」


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「(まあ、アイツの無礼な発言は、今に始まったことじゃないんだが)」


と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の発言に一旦は、怒りを爆発させたものの、直ぐに冷静さを取り戻した。


(続く)






2024年10月16日水曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その643)

 


「(盗賊の話をしているけど、盗人猛々しいとは、アイツのことだ!)」


と、ビエール・トンミー氏が、トボけた顔で盗人被りをしているアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の姿を想像していると、エヴァンジェリスト氏から、近い記憶を呼び覚ませるiMessageが届いた。



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「そう、『ターバン』なんよ」

「そういうたら、確か、アンサン、『ターバン』のこと、云うてたな」

「ほおよね。アンタが、どんどん話を逸らしていくけえ、分らんようになとったけど、ワシ、ヒントとして、『ターバン』を出したんよ。思い出したかいねえ?」

「でも、なんのヒントやねん?」

「ありゃ、そこんとこ、もう忘れたん?『ミスター・メモリー』の異名を持つ記憶力抜群のアンタらしゅうないで」

「ああ、わて、興味ないことには記憶力を発揮せんのや」

「アンタ、『カバヤン王国』に興味ないん?」

「ああ、あらへん。ちーともあらへんで」

「『カバヤン王国』が、『アラーの使者』の舞台になっとるのに、興味ないん?」

「なんか、『アラーの使者』のことも、アンサン云うてたようやけど、そもそも『アラーの使者』に興味あらへんのや」

「ほんまヒドイでえ、アンタ。元々、アンタが、『アンサール・アッラー』のこと、話そうとしたんじゃないねえ」

「いや、ワテが云うたんは、<アンサール・アッラー』?なんや、それ?>やで」

「で、結局、アンタ、『カバヤン王国』がどこにあるんか、分らんのん?」

「なんで、そこに話を戻すんや?そないなこと知らへん、云うたやろ」

「『カバヤン王国』がどこにあるのか、いう問いのヒントは、『ターバン』じゃ、云うたじゃろ」

「どうでもエエがな」

「『ターバン』を頭に巻くんは、主に、中東かインドじゃろうがあ」

「それがなんや、ちゅうてんねん」

「なんか冷たい云い方じゃのお。アンタが、好きな『タイガー・ジェット・シン』は、インド系カナダ人じゃけえ、『ターバン』を巻いとるじゃろうに」

「別に好きな訳やあらへん。『タイガー・ジェット・シン』なら知っとる、いうだけのことや。アンサンに教え込まれたさかいな。けど、『タイガー・ジェット・シン』いうことは、『カバヤン王国』はインドにあんのか?インドにあったんか?」

「アンタ、ほんましっかりしてえや。アンタ、『ミスター・メモリー』じゃのうて、『ミスター・目盛り』で、自分の『アレ』の長さばかり測っとるんじゃないん?」



「アッホンダラあ!オゲレツはヤメレ、云うてるやろ!」


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「(アイツ、それでもなくても、訳の分らないことを云っているのに、そこにくだらんオゲレツ・ギャグが入ってくると、もうワヤクチャだ)」


と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏について、自分の部屋でおもちゃを手当たり次第に触っても放り投げる幼子をイメージした。


(続く)






2024年10月15日火曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その642)

 


「(あ!警戒するあまり、ついつい余計な想像をしてしまった!)」


と、ビエール.トンミー氏が、釈迦の手の上の乗った自らの孫悟空の姿を消すように、iPhone14 Proを持たぬ左手をパラパラと払った時、友人のエヴァンジェリスト氏から、屈辱的なiMessageが入った。



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「アンタ、そうやってまた話を逸らすんじゃけえ」

「いや、アンサンやったら、やりかねんことを云うただけや」

「何云うとるん!ワシは、『谷豊』は盗賊じゃった、云うとるのに、アンタあ、『谷豊』は、『正しい者に味方する』人じゃ、云うてくるんじゃけえ」

「アンサンが、『谷豊』はんいうお人のことを『水谷豊』と勘違いさせるようなこと云うてきたからやないか。それに、なんで『谷豊』はんのことを話さなあかんねん?」

「じゃって、『ハリマオ』は、『谷豊』じゃけえよね」

「ああ、『怪傑ハリマオ 』の正体が、『谷豊』はんやったんか」

「違うで」

「は?アンサン、また滅茶苦茶やで。アンサン、たった今、『ハリマオ』は、『谷豊』はんや、云うたばっかりやで」

「そうでえ。『ハリマオ』は『谷豊』じゃけど、『怪傑ハリマオ 』の正体は『大友道夫』じゃけえ」

「あんなあ、ワテ、頭痛うなるで」

「ケツロンから云うとのお、ドラマ『怪傑ハリマオ 』のモデルになったんは、『ハリマオ』と呼ばれた実在の人物『谷豊』なんよおね」

「何が、『ケツロンから云うと』や!『ケツロンから云う』んやったら、はなからそう云うたらええやないか」

「いや、ワシは『怪傑ハリマオ 』のことを話そうとしたのに、アンタが、<『ハリマオ』は、正義の味方やないか>と云うてきたんよ」

「うっ…」

「『怪傑ハリマオ 』は、『三橋美智也』が歌う主題歌の通り、正義の味方じゃけど、『ハリマオ 』こと『谷豊』は、盗賊じゃったんよ。まあ、どうやら、『谷豊』は、マレーで中国人の暴徒に妹を殺されたことに怒って、盗賊になって金持ちの中国人とかイギリス企業を襲う盗賊になったけど、人に危害は加えんし、奪った金品の一部を貧しい人に分け与えた、まあ、『ロビン・フッド』みたいな『義賊』みたいでもあったけえ、ただ、盗賊じゃったいうことじゃのうて、じゃけえ、『怪傑ハリマオ 』のモデルになったんじゃろうけどのお」



「なんや、せやったら、『怪傑ハリマオ 』でも『ハリマオ』でも、どっちゃでもエエやないか」

「そうなんよ、どっちでもええんよ」

「は、は、はあ~ん!?!」


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「(此の期に及んで、アイツう!)」


と、ビエール・トンミー氏は、痛くなる程に、強く強く奥歯を噛み締めた。


(続く)






2024年10月14日月曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その641)

 


「(いやいや、どうでもいいんだ、『リアップ』なんて。もう話が逸れてきているぞ。何を話してたんだったか…?)」


と、ビエール・トンミー氏が、iPhone14 Proを持たぬ左手で自らの後頭部を叩いて、元の話のテーマを出そうとしていると、友人のエヴァンジェリスト氏から、ヒントなiMessageが入ってきた。



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「アンタ、なんで、『豊さん』が発毛剤・育毛剤のCMに出とるんじゃろう、と思うとるんじゃないん?」

「あ、そうや!『リアップ』は、発毛剤・育毛剤や!」

「『リアップ』は、発毛剤・育毛剤じゃけえ、アンタ、髪の毛を『豊』(ゆたか)にするいう意味で、『豊さん』にCM出てもろうとる、と思うとるん?」

「あ!思い出したで!『水谷豊』はんや!アンサン、知り合いでもあらへんのに、『水谷豊』はんのことを気安う『豊さん』と呼んでんのや。『石原裕次郎』のことを『裕さん』と呼んでたみたいにな」



(参照:【突撃取材】『ガルウイング』は、あなたに?)



「ほいじゃったら、『右京』さんと呼ぼうかあ?」

「『右京』でも『左京』でも知ったこっちゃないで」

「そうなんよ。ワシは、『豊さん』は関係ない、と云うとるんじゃけえ、ワシが、『豊さん』演じる『杉下右京』の後任の『袖下左京』になるとかいう噂を流さんで欲しいんよ」



[参照]


【後任】「いや、ワタシではない、多分。新相棒は」


【愛棒】冠城亘はボクだったはずだ!


【曲がったことが嫌いな男】石原プロに入らない?入れない?[その78]



「知るかいな。アンサン、こないして、関係ないことをヤメレと云いながら、その関係ないことばっかし話ししていくんや。もうその手には乗らへんで」

「そりゃ、そうじゃろう。ワシ、お釈迦様じゃあないんじゃけえ」



『ああ、まさにその手には乗らへん。アンサン、ワテを孫悟空にして釈迦の手の上の乗せたアイコラでも作るつもりやろ」


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「(アイツ、油断も隙もない奴だからな)」


と、ビエール・トンミー氏は、着ているパジャマの襟を正して、襟の隙間から何者も入れぬようにした。


(続く)






2024年10月13日日曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その640)

 


「(???でも、なんだ?....聞いたことがあるような….『右京』?)」


と、ビエール・トンミー氏が、思い出せないものを思い出す為の仕草として、自室で椅子に座ったまま、右斜め上の虚空を凝視めた時、友人のエヴァンジェリスト氏から、耳慣れたようなそうでもないような言葉を含むiMessageが届いた。



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「『豊さん』は、関係ないけえ」

「『豊さん』?,,,んんん、『豊さん』?」

「『豊さん』は、正義の味方、つまり、『正しい者に味方する』人じゃけえ」

「あ、ああ、その『谷豊』はんのことか」

「違うよおねえ。でも、『豊登』でも『三波豊和』でもないけえね」

「あは?なんか、おんなじようなやり取りしたような気がするで、アンサンと。でも、結局、『豊さん』が誰か、アンサン、明かさんままやったんとちゃうか?話をどんどん逸らすいうか、派生させていくさかいなあ」



[参照:チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その467)]



「あ、ほうじゃった?」

「読者の皆さんも、消化不良になっとるんとちゃうか?」



「そりゃ、いけんのお。読者の皆さん、『太田胃散』でも飲んでもらわんといけんねえ」

「あんなあ、そないな話やないねん。アンサンが、態とボケとんは知っとるけどのお」

「ほうじゃろうのお。『豊さん』が出とるCMは、『リアップ』じゃけえ」

「『リアップ』?それ、なんか、聞いたことるで」


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「(あ~ああ、聞いたことあるぞ、『リアップ』。栄養ドリンクじゃあないしい…)」


と、ビエール・トンミー氏は、文字通り、消化不良な感覚に襲われ、思わず、iPhone14 Proを持たぬ左手で、鳩尾辺りを抑えた。


(続く)






2024年10月12日土曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その639)

 


「(話は、『ターバン』まで遡ったけど、まだ、遡上の途中だぞ、それでは)」


と、ビエール・トンミー氏が、自らの位置を的確に把握していると、話を更に遡及させるiMessageを友人のエヴァンジェリスト氏が送ってきた。



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「『カバヤン王国』がどこにあったか、いうことが問題じゃったけえよ」

「ああ、『カバヤン王国』やった。でも、『カバヤン王国』と『ターバン』と、何の関係あんねん?」

「『カバヤン王国』は、『アラーの使者』の舞台じゃけえよおね。『アラーの使者』は、頭に『ターバン』巻いとったん、忘れたん?」

「ああ、そう云うことでっか」

「それにしても、『川内康範』は、『ターバン』が好きじゃねえ」

「『川内康範』が?」

「そうよね。『アラーの使者』は、『川内康範』原作なんよ。『川内康範』原作の『月光仮面』も『ターバン』巻いとったし、ワシはよう知らんかったけど、やっぱり『川内康範』原作の『レインボーマン』も『ターバン』巻いとったんじゃと」

「ワテも『レインボーマン』なんか知らへんで」

「『愛の戦士レインボーマン』いうドラマは、1972年から1973年にかけ放映されたもんで、ワシらその頃、もう高校卒業する頃で、子ども向けのそうよう番組は見んようになとったんよ。でも、『怪傑ハリマオ』は知っとるじゃろ?」

「ああ、『♩ま~っかなタイヨー』やな。主題歌を歌うとったんは、『三橋美智也』やな。高うて澄んだ声や」

「まあ、『♩ま~っかなタイヨー』まではええんじゃけど、『♪正しい者に味方するう、ハリマオ ~!』はどうかのお?」

「なんでや?『ハリマオ』は、正義の味方やないか」

「『谷豊』は実は、盗賊じゃったらしいんよ」



「へ?」

「あ、『杉下右京』じゃないけえね?」


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「(あ~あああ!アイツ、また、訳の分らん奴の名前を出してきおった)」


と、ビエール・トンミー氏は、iPhone14 Proを持たぬ左手で、爪を立てて頭を毟るよう掻いた。


(続く)






2024年10月11日金曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その638)

 


「(アイツと一緒に、大学受験で上京した際に、下宿に転がり込ませてもらったし、アイツもボクも、東京で浪人生活を送るようになった時にも、アイツと『ヒモくん』が住む南柏のアパートに入り浸らせてもらったが、嫌な顔一つせず、受け入れてくれたんだった)」


と、ビーエル・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏との『東京』(広い意味での『東京』)での浪人生活と、そこにいたエヴァンジェリスト氏の次兄『ヒモくん』のことを、50年も前のこととは思えず、大学浪人という不安定な状況ではあったものの、その時代に戻りたい気持ちがこみ上げてきそうになっていると、エヴァンジェリスト氏から、その気持ちを手で払いのけるようなiMessageが入ってきた。



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「あののお。なんで、『ヒモくん』のこと、思い出させるん?ワシ、辛いんじゃけど」

「いや、アンサンが、アンサンの実家の崩壊を語ってきたからやないか」

「ワシら、『タイガー・ジェット・シン』のこと話しとったんよ」

「ああ、せやったなあ。なんで、『ヒモくん』の話になったんやろ?いや、その前に、なんで『タイガー・ジェット・シン』の話をしてたんやろ?」

「しっかりしてえや。『タイガー・ジェット・シン』には、凶暴なレスラーの顔と『紳士』の顔と二面性があるいうようなことから、プロレスは、『底が丸見えの底無し沼』じゃあ、とワシが云うたら、アンタ、人間関係ドロドロとか云い出して、ワシの実家のドロドロ話から次兄の『ヒモくん』の話になったんじゃないねえ」

「アンサンとのやり取りは、なんかややこし過ぎるで」

「ワシがややこしゅうしたんじゃないじゃないねえ。ワシ、『タイガー・ジェット・シン』こと『ジャグジート・スィン・ハンス』は、関係ないけえね、云うたのに、アンタのせいで『タイガー・ジェット・シン』の話になってしもうたんじゃないねえ。しかも、『ジャグジート・スィン・ハンス』いう名前から『露天ジャクジー』いう妙な夢の話にも脱線してしもうたんじゃけえ」

「いや、ワテの方から『タイガー・ジェット・シン』のことなんか話さへんかったあ思うで」

「まあ、元々話よったことと『タイガー・ジェット・シン』とは関係なくはないんよ。ワシ、『ターバン』のこと、話しったんじゃけえ。『タイガー・ジェット・シン』は、『ターバン』巻いとったじゃろ。でも、『タイガー・ジェット・シン』のこと自体を話そうとしたんじゃなかったんよ」

「せや、せや。アンサン、『ターバン』こと云うてたんや。でも、なんで、『ターバン』やねん?」


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「(それにしても疲れるう。アイツとのやりとりは、ややこし過ぎる、と云うか、どんどん話が逸れていくから、今みたいに遡求しないと、元の話が何であったか、分らなくなる。鮭の遡上じゃあるまいし)」


と、ビーエル・トンミー氏は、自らが鮭となって川を必死になって遡上していく鮭になったように感じた。




(続く)