(住込み浪人[その76]の続き)
「ふふ、ここの女子学生たち、『んぐっ!』に興味津々みたいだね」
OK牧場大学の校庭で、自身の股間を竹箒で隠している『住込み浪人』ビエール・トンミー青年の耳元で、EBSテレビのディレクターが囁いた。
「云っちゃおうかなあ…..君の『んぐっ!』のこと。ふふ」
「いや、止めてくれえ!」
『住込み浪人』ビエール・トンミー青年は、自身の股間を隠していた竹箒を持つ手を離し、両手でEBSテレビのディレクターの肩を掴んだ。
「あら?何かしら?」
『住込み浪人』ビエール・トンミー青年の股間辺りに膨らみを見た女子学生が、疑問を呈した。
「『んぐっ!』って、ひょっとして….」
別の女子学生が、何かに気付いたようであった。
「いいのかなあ?みんな、分ってきたみたいだけど」
「分った、分った。出るさ、『テイトー王』に!」
「よーし!みんなああ、ビエール・トンミー君が、『テイトー王』に出るってさ!」
(続く)
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