2019年5月5日日曜日

住込み浪人[その77]




住込み浪人[その76]の続き)



「ふふ、ここの女子学生たち、『んぐっ!』に興味津々みたいだね」

OK牧場大学の校庭で、自身の股間を竹箒で隠している住込み浪人』ビエール・トンミー青年の耳元で、EBSテレビのディレクターが囁いた。

「云っちゃおうかなあ…..君の『んぐっ!』のこと。ふふ」
「いや、止めてくれえ!」

住込み浪人』ビエール・トンミー青年は、自身の股間を隠していた竹箒を持つ手を離し、両手でEBSテレビのディレクターの肩を掴んだ。

「あら?何かしら?」

住込み浪人』ビエール・トンミー青年の股間辺りに膨らみを見た女子学生が、疑問を呈した。

『んぐっ!』って、ひょっとして….」

別の女子学生が、何かに気付いたようであった。

「いいのかなあ?みんな、分ってきたみたいだけど」
「分った、分った。出るさ、『テイトー王』に!」
「よーし!みんなああ、ビエール・トンミー君が、『テイトー王』に出るってさ!」




(続く)



0 件のコメント:

コメントを投稿