2021年4月2日金曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その46]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[宇宙服着てスーパーに行くGクラス(続き2)]



あんさん、ほんま、わざとらしーボケかましてくんなあ。『ゲレンデヴァーゲン』(Geländewagen )『ヴァーゲン』(Wagen )は、バーゲンセールのバーゲン(Bargain)やあらへん」


ビエール・トンミー先生は、ベンツの『Gクラス』の『G』の語源の説明に対して、ボケで返してくる生徒エヴァンジェリスト氏に対して、呆れながらも、iMessageで説明を続ける。


「バーゲンセールのバーゲン(Bargain)は、元々はフランス語から来てんねんで。古いフランス語に『Bargaignier』ちゅうのがあんのやて。あんさん、中世フランス語も勉強したんやから知っっとるやろ?」

「先生、今急いで『Bargain』の語源調べましたね?」

「何、云うてんねん。ワテは、『SNCF』の大家やで。あんさんこそ、中世フランス語のことには触れて欲しゅうないんやろ。あの娘のことを思い出すさかいにな」

「へ…?何のことでしょう?」

「大学の同期であんさんが惚れてたあの娘や。4年生になるときに、フランスに留学したさかい、卒業はあんさんより一年後になって、修士課程に入ったあんさんは、その娘に中世フランス語を教えてやったんやろが」

「ところで、『ヴァーゲン』(Wagen )は、バーゲンセールのバーゲン(Bargain)でないとしたら、何なんですか?」

「何が、ところでや。誤魔化すんかいな。まあ、ええやろ。あんさん、フォルクスワーゲン(Volkswagen)知っとるやろ?」

「ああ、先生が、私の上井草の(正確には、下石神井の)下宿にいらした時に、近くの道の角を曲がれなかったあのクルマですね。Blog『プロの旅人』の『【曲がったことが嫌いな男】石原プロに入らない?入れない?』に書いてありました」

「書いてありましたも何も、あんさん当事者やから知っとるやろが。それに、そのことはどうでもええんや。『フォルクスワーゲン』(Volkswagen)の『ワーゲン』(Wagen)は、クルマなんや」

「ああ、そうなんですか。じゃ、フォルクスワーゲン』って、元々は、ステーキやハンバーグを売るキッチンカーだったんですか?」




「ほらほら、また来たで。あんさんのボケに付合うんは、疲れるで。せやけど、レストランの『フォルクス』(Volks)のことやな。あの店名の由来も、、フォルクスワーゲン』(Volkswagen)と同じなんや」

「え?レストランの『フォルクス』は、フォルクスワーゲン』社が経営してたんですか?」



(続く)



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