<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[トランクを忘れた寅さんなAクラス・Bクラス(続き12)]
「もっと少し正確に云うとやな、正統的なベンツが欲しい。せやけど、『Cクラス』は高すぎる、或いは、初めから『Cクラス』、『Eクラス』、『Sクラス』は関係ないという人が『ベンツ気分』を得るためには『Aクラス』のゼダンがエエちゅうことや。ベンツのことを全然知らん人が見たら、『Aクラス』のゼダンも『Cクラス』のゼダンも『Eクラス』と『Sクラス』のゼダンも全部、『ベンツのゼダン=高級車』ちゅうことになって区別つかんとと思うで」
ビエール・トンミー先生は、ベンツの『Aクラス』のセダンについての講義を、生徒エヴァンジェリスト氏に向け、iMessageで続ける。
「ここで大事なんは、ヤナセで見た家族は『Aクラス』のゼダンで大満足していて、初めから『Cクラス』、『Eクラス』、『Sクラス』は関係ないと思うてるんや。せやから、『Cクラス』、『Eクラス』、『Sクラス』に引け目を感じることはないんや」
「志が低すぎます!」
『いや、分らんでもないんや。『Aクラス』のゼダンを買ったことで『ベンツの価値観』を共有した気分になれるんや。ワテが『Cクラス』を買った時が正にそうやったで」
「ああ、熟練のベンツ師である先生ともあろうお方があ…」
「ワテかて、ウブやった頃はあんねん」
「え!?ウブだった先生?若くして『原宿の凶器』と呼ばれたお方が!いえ、小学生にして『琴芝のジェームズ・ボンド』とさえ呼ばれた先生に、ウブだった頃、なんて!」
(参照:【ゲス児童】『くしゃれ緑』な『ウンギリギッキ』(その29)[M-Files No.5 ])
「いや、琴芝の頃はまだ『ゴールドフィンガー』はあんまし使うとらんかったんや」
「おお、伝説の『ゴールドフィンガー』ですね!」
「うっ!またあ!何、云わすねん。このアホンダラがあ!またオゲレツな方に話を持って行きよって。ワテは、真面目にベンツの講義してんのや。ええか、あんさんもシンガポール航空は、知ってるやろ」
「はああ?先生こそ、ベンツとは関係のないお話をしようとされているではないですか」
(続く)
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