<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[トランクを忘れた寅さんなAクラス・Bクラス(続き16)]
「ええか、ベンツにも、シンガポール航空にもしっかりとした『カースト制度』はあるんや。せやけど、もう説明したように、シンガポール航空のエコノミー・クラスは、エコノミーなのにファースト・クラス並の満足を得られるんや。ベンツの『Aクラス』でも『Sクラス』並のブランド満足感を得られるんや」
ビエール・トンミー先生は、シンガポール航空を引き合いに出し、ベンツの『Aクラス』のセダンから得られるブランド満足感について、生徒エヴァンジェリスト氏に対して、iMessageでの講義を続けていた。
「カツオなのにクジラの雄大さを感じさせてくれるんですね?」
「ま、そこまでのもんではないけどな。確かに、『Aクラス』のゼダンもスッキリしたシンプルなデザインでエエ、とは云うてもやな、インテリアは、やっぱりちゃうねん。『Sクラス』=『ファースト・クラス』のインテリアと『Eクラス』=『ビジネス・クラス』のインテリアは殆ど同じやけどな、『Aクラス』ゼダンのインテリアは、やっぱり『エコノミー・クラス』やなと思うで」
「所詮、カツオはカツオ、ズルをしてサザエさんに怒られるだけの存在、ってことですね」
「あんさん、言葉遊びばっかしやってくるなあ。『Aクラス』のゼダンは、ちょっと微妙なところはあるが、『Aクラス』、『Bクラス』は、王道の『Eクラス』よりも小さい『Cクラス』よりも更に小そうて、後のトランクのない、チンケな格好のクルマや。ワシは、セダンではないベンツはベンツとは認めへんで」
「つまり、『Aクラス』、『Bクラス』は、『トランクを忘れた寅さん』ですね!?」
「その例えもどうかと思うけどなあ。でも、アンタの云う『トランクを忘れた寅さん』なベンツが増えとんのや」
「あ、そう云えば、私が『スーパー・マン』をしているスーパーの給油ステーションの横の方になんか少し大きめのトランクのないベンツが停まっていたのを見ました。確か、『ML』なんとか…」
(続く)
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