<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[アメリカ象のMクラス]
「ああ、『アラバマ』かあ」
ビエール・トンミー先生は、生徒エヴァンジェリスト氏が、『ML』なんとかというトランクのないベンツを見たと云ってきたことに関して、何故か米国の州の名前をiMessageで返した。
「へええ、あのベンツ、ゴルフに行く時用のクルマだったんですね」
「はあ?」
「先生は、ゴルフをなさるんですか?ゴルフ道具は持っているけど、今はもうしていらっしゃらないんでしたか?サラリーマン時代は付合いでしてらしたのですか?」
「なんやて? ゴルフやて?全然興味ないで。岡山勤務だった時に、3回ゴルフ場に行ったことがあるんやが、『能力の限界』を感じて完全撤退したで。道具はどうしたか忘れたたが、今ここに書いことからすると廃棄したんやろな」
「少し安心しました」
「なんでや?」
「先生が、ゴルフ好きでいらしたら、先生のことを嫌いになるところでした」
「意味分らへんで」
「私、ゴルフとかテニスとか、金持ちのするスポーツというか娯楽は嫌いです!貧乏人は、金持ちを嫌悪するんです」
「ゴルフ、テニスが、金持ちのするスポーツちゅうんは、それ、かなり昔のイメージとちゃうか?今時、誰でもゴルフ、テニスしとるがな。あんさんかて、会社のテニス部に入っとんたやなかったかいな?」
「うっ…..どうして、そのことを?」
「『プロの旅人』に書いてあったやんか。テニス部の夏合宿で軽井沢に行ったんやろ。女性部員の『スコート』から剥き出された脚を見る為にテニス部入ったんやろ。それが目的やさかい、ラケットも持たずにテニス部員になったなんて不謹慎やで」
(参照:【曲がったことが嫌いな男】石原プロに入らない?入れない?[その104])
「いえ、私、テニス部には入っていませんでした」
「往生際が悪いでえ」
「確かに、テニス部の合宿には行きましたが、テニス部には入部していなかったんです。何故か、部員リストに名前を載せてもらえていませんでした」
「そりゃ、テニスでサーブする時に、『いくわよお~!』と云って巫山戯たからやろ」
「でも、部費は払っていたんですよ!」
「どっちにしてもや、アンタ、アンタが毛嫌いするテニスをしたやんか」
「違います。テニス部の合宿には行きましたが、テニスをしたのではなく、女性部員の『スコート』から剥き出された脚を見ていたんです」
「なんや、開き直りかい!で、あんさんは、ゴルフもしたことないんやな?」
「正直申しますと、ないと云えばないですし、あると云えばあるんです」
「また訳分らんことを」
(続く)
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