2021年4月25日日曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その69]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[トランクを忘れた寅さんなAクラス・Bクラス(続き15)]



真面目に聞いな。もう一回云うけどな、エコノミー客にもビジネス・クラス並の豪華なサービスを提供するシンガポール航空やさかい、エコノミー客やったワテも『ワテはシンガポール航空に乗ったで』と満足したんや」


ビエール・トンミー先生は、ベンツの『Aクラス』のセダンについて、生徒エヴァンジェリスト氏に対して、シンガポール航空を引き合いに出したiMessageでの講義を続けていた。


「その時ワテは、ファースト・クラスやビジネス・クラスではもっと豪華なサービス受けられる、と僻んだりせんかったで。な、ベンツの『Aクラス』のゼダンを買うこととシンガポール航空のエコノミー・クラスに乗ることは一緒なんや。大きな意味で高級ブランドを体験しとるんや。デザイン的にも堂々とした威厳ある『Sクラス』も勿論、エエが、『Aクラス』のゼダンのスッキリしたシンプルなデザインもエエで」

「なるほど、シンガポール航空のエコノミー・クラスは、空飛ぶ『Aクラス』なんですね!」

「おお、せや、せや。逆に云うなら、『Aクラス』セダンは、シンガポール航空で例えると、『エコノミー』やな。整理すると、


『Sクラス』 : ファーストクラス

『Eクラス』 : ビジネスクラス

『Cクラス』 : プレミアムエコノミー

『Aクラス』ゼダン : エコノミー


ちゅうことやな」

「おお、なんと的確な例えでしょうか!さすが『カースト』を知る男ですね!」

「そういうこっちゃ。ついでにな、ベンツの『Aクラス』セダンは、海で例えると、『カツオ』やな。整理すると、


『Sクラス』 : 鯨

『Eクラス』 : シャチ

『Cクラス』 : イルカ

『Aクラス』ゼダン :カツオ


ちゅう感じやな」

「ということは、シンガポール航空のエコノミー・クラスは、空飛ぶ『カツオ』なんですね!そして、先生は、『空飛ぶイルカ、じゃなくて、カツオに乗った少年(いや、中年?いや、老人?)』だったんですね!」




「何、ややこしいこと云うてんのや]



(続く)




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