<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[サイボーグなAMG(続き3)]
「はあああ?何や、『音楽なクルマ』て?」
ビエール・トンミー先生は、生徒エヴァンジェリスト氏がベンツを称して云った『音楽なクルマ』の意味をはかりかねた。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、『AMG』に関するものとなっていたが、『AMG』が『チューニング・メーカー』と知ったエヴァンジェリスト氏は、ベンツは『tuning』が必要な程、音楽なクルマだったのか、とiMessageで云ってきたのだ。
「そこのところは、私も今ひとつピンときていませんが、ベンツの車体自体が打楽器となるのではありませんか」
「あんな、クルマの車体を叩いて演奏するちゅうようなことは聞いたことあらへんで」
「ハナ肇は、それまで演奏でドラムを叩いていたスティックで床やら舞台のセンター・マイクのスタンドやらを叩いていくギャグをしていたと思います。何でも叩いて、楽器にしていたんですよ。クルマだって叩けば楽器になるんですよ、先生」
「ハナ肇かあ、懐かしいなあ。やけど、クレージーキャッツがどないなギャグやろうと、どうやってクルマの車体を『tuning』(調律)するねん。それに、クレージーキャッツとベンツとは関係あらへんで」
「それが先生、関係あるんですよ。植木等が主演し、他のクレージーキャッツのメンバーも出演する映画『日本一のゴマすり男』の舞台となる『後藤又自動車』は実は、『ヤナセ』の本社だったそうですよ。ビルの壁に『スリーポインテッド・スター』が付いているんだそうですよ。『ヤナセ』はベンツの代理店ですからね」
「アンタ、また『デジタル・ハンター』したんやな。ホンマ、尊敬するでその執念。やけどな、そのことで、ベンツが『音楽なクルマ』ちゅうことにはならへんで」
「ベンツの車体自体が打楽器となるのでないなら、ベンツが搭載するオーディオ機器がプロ仕様の高級・高度なもので『tuning』が必要なのではありませんか、ピアノの『tuning』(調律)のように」
「ベンツが搭載するオーディオ・システムが高級なもんなんは確かやな。『Burmester』いうブランドや。純正の『Burmester』でも不満ならスピーカーを『3D TWEETER』に交換するいう手もあるんやが、それを『tuning』(調律)とは云わへんで」
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿