<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[サイボーグなAMG(続き9)]
「え?どういうことや?あんたが云うLINEは、『AMGライン』の『ライン』やないんやが、気になること云うやんか。なんで、ベンツにiMessage載せたらマズイねん?」
ビエール・トンミー先生は、話が逸れてきていることは感じながらも、生徒エヴァンジェリスト氏の言葉が気になったのであった。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、ベンツに深く関係する『AMG』ついてのものとなっているが、先生の『Eクラス』が『AMGライン』であることから、関係ないものの、LINEの話になっている。
「いいんですか?先生の『Eクラス』のディスプレイに、私とのiMessageが表示されても」
「おお、おお、おおー!せや、せや、アカン、アカン、絶対アカンで」
「先生の妙な関西弁に、奥様は驚かれるでしょうね」
「妙な関西弁とは失礼やな。けど、家内には関西弁使うたことあれへんからな」
「先生が、NHKの番組『ヒューマニエンス』の『”体毛”を捨てたサル』で、『インモー』の研究をされていたことや、でも録画しておけなくて、その『”体毛”を捨てたサル』を録画している私に、BDに焼いて渡してくれ、とiMessageで頼んだこともご存じないのでしょう。カモフラージュの為に、『ヒューマニエンス』の他の回も幾つか同じBDに焼いて欲しい、と私に頼んだことも」
「ダメやで、ダメやで。ワテが『インモー』の描かれた絵画を見とるんは、純粋に西洋絵画の研究をしとるからや、と家内は思うとるさかいな」
「やはり『インモー』研究は不純な動機からでしたか」
「ちゃう、ちゃう。ちゃうけど、家内が誤解するかもしれへんやんか」
「『ネグリジェ巨匠』なんかの画像も、奥様がご覧になると驚かれるでしょうねえ。髭面の先生が、ネグリジェを着ている姿をご覧になったら、吹き出されるかもしれませんね」
「アカン、アカン、アカン、あんさんのオゲレツなアイコラ画像なんかを家内に見られたら、ドツき倒されてまうわ!」
「ひょっとしたら、奥様は、『あーら、エヴァさんって面白い方ねえ。アタシもエヴァさんとiMessageしようかしら』と仰るようになるかもしれませんよ。ヒヒ」
「ぜったいアカン!家内とアンタとがiMessageするやなんて、想像するだけで恐ろしいでえ」
「なるほど、それでベンツにはiMessageではなく、LINEの方がいいんですね」
「誤解いうか、アンタが敢えて曲解をしとるんは分っとるが、元々、『AMGライン』はあっても『AMG iMessage』や『AMG FaceTime』はあらへんで」
「『AMGライン』は、LINEをパワーアップしたものなんですか?」
(続く)
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