2021年6月6日日曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その111]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[サイボーグなAMG(続き6)]



ベンツの『AMG』は、ベンツ好きにとっては憧れの存在なんや」


ビエール・トンミー先生は、話を逸らせようとする生徒エヴァンジェリスト氏に負けず、話を何とか『AMG』に戻した。ビエール・トンミー先生は、三菱自動車と『AMG』との提携に関する講義を続ける。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、今は、ベンツに深く関係する『AMG』に関するものである


「『AMG』は、元々は『チューニング・メーカー』やったんやが、今は、ベンツのサブ・ブランドいうかベンツのブランドの一つや。ハンス・ヴェルナー・アウフレヒト(Hans Werner Aufrecht)ちゅう人がレース用の自動車のエンジンを設計する会社として創業して、自分の名前のAufrechtの『A』とエンジニアのエアハルト・メルヒャー(Erhard Melcher)の『M』、そして、自分の故郷のグロース・アスパッハ(Großaspach)の『G』をとって『AMG』としたんやそうや」

「先生と私の会社『オフィス・トンミー』の名前が、ダレ猫の会長の『トン』と、これもダレ猫の副会長『ミー』から来ているようなものですね」

「ダレ猫ちゅうんは、会長、副会長に無礼やで。でも、まあ、名前の由来としてはそんなもんやな。で、『AMG』は、その後、独立した『チューニング・メーカー』になったんやったんやが、レース用のベンツの『チューニング』で実績を踏んで、そのうちに、ベンツ(ダイムラー社やな)に吸収されることになったんや。今の『AMG』は上品やけど、『チューニング・メーカー』のころの『AMG』は、過激でぶっ飛んだデザインでぶっ太いマフラーなんか付けて、レベルは全然チャウけど、トヨタの車を改造して暴走するちゅうイメージやったんや」

「『AMG』は元々はワルな会社だったんですね。でも、過激な私が、『オフィス・トンミー』に吸収されたのとおんなじ感じですね」

「アンタと『AMG』を一緒にするんやないで。『AMG』はな、ホンマ凄いねんで。エンジンは最初から最後まで一人の職人が組み立てて、その職人のサインが入ったプレートがエンジンの目立つ所に貼ってあるんや。排気量も巨大や。4000CCなんてモンスター・エンジンやで」

「『プロの旅人』が、『プロの旅人』氏一人で、文章も書き、アイコラも作っているのとおんなじですね」

「やから、アンタと『AMG』を一緒にするんやないでちゅうてるやろがあ!」

「いえ、『プロの旅人』氏のことを申し上げているので…」

「エエかあ、何度も云うけどな。『AMG』をオゲレツBlogなんかと一緒にするんやないで。ワテのベンツは、アンタも知っての通り『Eクラス』やが、『AMG』の『Eクラス』に出会うと『へぇ、参りました』と思うで。『Sクラス』の『AMG』なんかに会うと、『へぇ、同じ道走ってすんません』と思うで」

「え!先生が頭を下げる程のものなんですか、『AMG』って!」





(続く)




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