<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[大王イカなAMG GT(続き13)]
「はあ?イタリアで本領発揮?」
と、ビエール・トンミー先生は、思わず、iMessageながら首を捻った。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、『AMG GT』についてのものへとなっており、その『AMG GT』を含め、ベンツを複数台所有する為には、という発想から、ビエール・トンミー先生は、自邸の建て直し、別荘の建築を妄想し始め、家具選びの為に、イタリア等に行きたいが、コロナのことが心配、と云ったところ、エヴァンジェリスト氏が、先生が今、イタリアにいらしても、先生の『本領発揮』とはいかないだろう、という妙なことを云い出したのだ。
「コロナで、今は、『濃厚接触』はできないでしょうから」
「またかいな。アンタ、ホンマ、懲りへんな」
「イタリアでは、先生程の伊達男となると、ナンパが挨拶代りのイタリア男性も顔負けで、現地の女性たちにモテモテでしょうけれど、今は、『Social Distance』保たないといけませんからね」
「アンタ、分ってへんな。そや、思い出したんや。ワテはもう、新型コロナ・ワクチンの1回目の接種を終えたんや。もう直ぐ、2回目の接種もするんや。そしたら、もう『やりたい邦題』やでえ」
「『やりたい砲台』が『やりたい邦題』なんですねえ!」
「ああ、アカン、アカン。また、アンタのペースに嵌ってもうた。自宅の新築で大事なんは、他にもあるで。システム環境の整備や。各部屋に光ケーブル通りしてサーバールームに繋ぐんや。ワテは、サーバールームでPCとMacを使うんや。PCとMacは毎年、最新型に変えんとアカンから面倒臭いで。Macの選択は、アンタに頼まんんとアカンな。当然、iPhoneは毎年秋に最新型に買い替えや」
「オゲレツ・ルームの設計も私にお任せを。iPhoneは、先生専用のものをAppleに発注なさると良いと思います」
「食料品は、毎回、青山の紀ノ国屋か広尾の明治屋で買わんとアカンからちょっと面倒やな」
「『紀ノ国屋・トンミー邸店』を作らせたら良いと思います」
「いや、買いもんには行かんで、紀ノ国屋と明治屋と高島屋の外商に頼むかあ」
「外商担当は、若い美人社員ですね」
「んぐっ!」
「お!思わず、『反応』なさいましたね。外商担当は、内田有紀似が良いでしょうか、或いは、松坂慶子似がいいでしょうか?」
「聞くまでもないやろが!有紀様のような娘が外商担当やったら、要らんもんまで買うてしまうで」
「建て直しするご自宅には、外商担当との『専用』ミーティング・ルームも必要ですね」
「おお、おお、そうじゃった、そうじゃった。『専用』じゃな。そこんとこ忘れたらアカンな」
(続く)
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