2021年6月21日月曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その126]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[大王イカなAMG GT(続き4)]



え?私が、マヤカシ?」


それまで熱を帯びていた生徒エヴァンジェリスト氏のiMessageが、一瞬、止まり、熱が急降下したようであった。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、『AMG GT』についてのものへとなっていたが、エヴァンジェリスト氏はどういうことなのか、『AMG GT53』の価格1,600万円を『割る100』した16万円が(云い換えれば、『AMG GT53/100』が)、男性の厚生年金受給額の平均的な16万円に近い数字であることから、政府/厚生労働省が構想する『人生100年時代』や『70歳までの就業機会確保』について、マヤカシと批判していたものの、ビエール・トンミー先生から、自分はエヴァンジェリスト氏のマヤカシにも誤魔化されない、と反撃にあったのであった。


「せや、アンタ特有のマヤカシや。『AMG GT53』の価格1,600万円を『割る100』した16万円は、確かに、厚生年金の平均受給額に近い数字なんかもしれへん.。でも、なんで『AMG GT53』の価格1,600万円を『割る100』すんねんな?」

「『100で除する』でも構いませんよ」

「アンタ、除しようもない(どうしょうもない)悪(割る)やな。ま、そんなんどうでもエエ。『100で除する』でも、『割る100』でも、それ、どないしてなんや?いや、なんで『割る10』やないんや(云うとくけど、『10で除する』はおんなじやさかいな)?なんで『割る20』やないんや?なんで『割る1000』やないんや?『割る43』でもエエやんか。いやいや、そもそも、なんで『割る』んや?なんで『割る100』やのうて『掛ける10』、『掛ける20』、『掛ける1000』にせえへんのや?」

「『掛ける1/100』でも構いませんよ」

「『AMG GT53』の価格である1,600万円が、大都市札幌市内でも3LDKのマンションを買えなくはない程の金額やあ、そりゃ、スゴイことや、いうところまではエエで。でもな、その勢いで、『AMG GT53/100』なんちゅう、一見(云うか、一聞やろか)したら意味不明な言葉を吐き、それを目眩しに、『AMG GT53』の価格である1,600万円を『割る100』するという前提を勝手に作って、その前提を既定事実であるかの如く、相手に錯覚を起こさせ、1,600万円を『割る100』したその金額(16万円)を元とした論を張って、自分の云いたいことを喋る、ちゅうマヤカシには、ワテは騙されへんで」

「先生、ご説明が、なんだか回りくど過ぎやしませんか?」

「アンタが元々、回りくどいんや。云うか、マヤカシする為に、態と、回りくどうしたんや。アンタは、年金生活の苦しさを常に感じ、それを訴えたいと思うとった時に、丁度、厚生年金の平均受給額(月額)に導き易い金額(1600万円)をワテから聞いたんや。で、これ幸いと、回りくどいやり方で、ワテの講義を乗っ取って(ハイジャックみたいなもんやな)、政策批判やらなんやら自分の云いたいことを喋っとんやないか!」




「先生、さすがな解析力です。先生の講義を乗っ取ったつもりはありませんが」

「アンタのマヤカシは、『AMG GT53/100』だけやあらへん。アンタ、自分の年金額が、如何にも厚生年金の平均受給額くらいみたいに思わせて論を張っとるようやが、アンタかて、厚生年金は、ワテと同じで、平均よりようけ貰うとるやろ。奥様に関連して『加給年金』も貰うとるやろが。奥様はまもなく65歳になって、年金受給が始まるさかい、『加給年金』は、のうなるけど、その金額分よりずっと少ない金額やが、代わりに、奥様の年金に『振替加算』されるんも知っとるで」

「いやあ、先生には、敵いません。仰る通りです。私が、申し上げたかったのは、まさにそのことなのです」



(続く)




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