<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[サイボーグなAMG(続き7)]
「『AMG』にはな、『Eクラス』、『Sクラス』だけやのうて、『Cクラス』もあるんやが、これはちょっと微妙やな。『Aクラス』や他のクラスかて『AMG』は、あるんやがな」
ビエール・トンミー先生は、『AMG』の素晴らしさを力説していたが、多少の留保もあることを云い出した。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、ベンツに深く関係する『AMG』ついて深まっていっていた。
「『AMG』は、お金が有り余ってる人向けのもんやあ思うとる。『AMG』の『Cクラス』も普通の『Cクラス』より高価や。でもな、ぱっと見は『Cクラス』やから、『何でわざわざ高い銭出してAMGにしたんや』とワテは思うで。ワテは『Cクラス』のAMGは格下と思うちょるで」
「『AMG』の『Cクラス』は、しょぼい『ギャランドゥ』なんですね」
「もう、その『ギャランドゥ』は止めえなあ。『Eクラス』、『Sクラス』の『AMG』は、アンタかてそれを知ったら、『ギャランドゥ』!、と叫ぶ程、凄いのは間違いないがなあ」
「では、先生は、何故、『AMG』の『Eクラス』にされなかったんですか?」
「うっ…ワ、ワテの『Eクラス』は、一種の『AMG』なんや」
「『一種の』?うーむ、人が『一種の』とか『原則として』とかいった『断り』を付けるときは、要注意だと思っています。『断り』が付けられたものは、本物では無いんだろうと思います。もしくは、例外がある等して、いざとなると、追及を逃れることができるようにしているのだろうと思います。先生の『Eクラス』は、一種の『AMG』であって、『AMG』そのものではないんでしょ?」
「なんか、ワテがマガイモンに乗っとるような云い方は、気に食わんで。ああ、確かに、ワテの『AMG』は、『AMG』そのものやあらへん。でも、ニセモンやないさかいな」
「うーむ、そのご説明、なんだか、『ワテは、変態やが、アンタみたいなオゲレツとはちゃうで』というのと同じ詭弁に聞こえます」
「詭弁でもニンベンでもあらへんで」
(続く)
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