<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[サイボーグなAMG(続き15)]
「何が、おかしいねん。ワテが、『痔』主でないと分ったら、『シートヒーター』からはオゲレツ話に持っていかれへんかったやないか」
ビエール・トンミー先生は、生徒エヴァンジェリスト氏の『フフ…』といういささか気持ち悪い笑いに、iMessageでそう反応した。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、ベンツに深く関係する『AMG』ついてのものとなっていた。そして、先生の『Eクラス』が『AMGライン』で、更に、『エクスクルーシブパッケージ』というオプションをつけていることから、そのオプションの便利機能についての説明となっていたが、どのオプションもエヴァンジェリスト氏は直ぐにオゲレツなものへと結びつけてくるのであった。
「それにやで、そもそも『エクスクルーシブパッケージ』の『シートヒーター』は、正確には『シートヒーター(後席)』やで。便利なんは間違いないけどな、前席の『シートヒーター』は標準装備で、普通は2人しか乗らへんさかい、後席にヒーターがあっても余り有難みはないで」
「フフフ」
「やめえな、その気色悪い笑い方は」
「『シートヒーター(後席)』は、有難いものではないのですか、先生には」
「また無理無理、オゲレツ妄想始めたんかいな」
「後席も温まり、車内全体が温まると、同乗の女性は、『あら、なんだか暑いわ』と着ているものを脱ぎ始めるのでしょう。そして、その後に、後席でその女性と『一仕事』する時にも、シートが温かくないと冬場は大変でしょう。先生ももうお若くはありませんし、それに不整脈持ちでいらっしゃる。寒いところでの『一仕事』では、心臓麻痺を起こしてしまうかもしれませんからね」
「あんなあ、アンタ、全然、分ってへんな。アンタの云う『一仕事』の時はやなあ、寒いも暑いもあらへんのや。そりゃもう、夢中やで。最初は寒うても、直ぐに温まりまんがな。体のアチコチがクルマに当って痛うても、『一仕事』の最中はそれも気にならへんのや」
(続く)
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