2021年6月14日月曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その119]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。



[サイボーグなAMG(続き14)]



「先ずな、『エアバランスパッケージ(空気清浄機能、パフュームアトマイザー付)』や」


ビエール・トンミー先生は、『エクスクルーシブパッケージ』の『自動開閉トランクリッド』と『ヘッドアップディスプレイ』以外の便利機能の説明を始める。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、ベンツに深く関係する『AMG』ついてのものとなっていたが、先生の『Eクラス』が『AMGライン』で、更に、『エクスクルーシブパッケージ』というオプションをつけていることから、そのオプションの便利機能についての説明となっていた。


「『アトマイザー』?なんですか、それは?秋田の『超神ネイガー』のようなご当地の戦隊ものキャラクターですか?それとも、人が乗り込んで操作する巨大ロボですか?『パフューム』(Perfume)の3人組が乗り込むんですか?さすが先生、『パフューム』(Perfume)と同じ広島出身ですものね」

「おいおい、勝手に妄想膨らませんといてな。それに、ワテは、広島市立牛田中学校を卒業したんは確かやが、広島出身ではないで」

「広島皆実高校も卒業されています」

「いつも云うとるが、『カイジツ』高校なんて知らんで。『アトマイザー』は勿論、ご当地の戦隊ものキャラクターでもあらへんし、巨大ロボでもないが、『人が乗り込んで操作する』いうんは、ちょっとかすっとるで。『アトマイザー』は、香水類を入れるスプレー付容器のことや」

「ああ、それは便利ですねえ。奥様とドライブ中、窓外にナイスバディな女性を見て、先生の股間に『異変』が生じ、『異臭』を放ったとしても、『エアバランスパッケージ』で空気を清浄し、車内にパフュームを放てば、『異臭』を誤魔化せますものね」

「アンタなあ、ホンマ、オゲレツな発想しかできひんのやなあ。でも、『エクスクルーシブパッケージ』の『シートヒーター』も便利やが、これはオゲレツに持っていけへんやろ」

「突然ですが、先生。先生は、『痔』主ですか?」

「ホンマ、何や、突然。何でソナイナ質問するんや?ワテ、『痔』主やないで」

「いえ、シートが温まるのがいいのは、『痔』をお持ちだからかと思ったのです。私も、『痔』主ではないので、定かではありませんが、『痔』主には、お尻の下が温かい方がいいのではないかと思ったのです」




「さすがのアンタも、やっぱり『シートヒーター』はオゲレツに持っていけへんかったな。ハハハ!」

「フフ…」



(続く)




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