「『砥部焼(トベやき)』かなんか知らないが、アイツなんか、どこかに『飛べ(トベ)』!)」
と、ビエール・トンミー氏が、自らが大嫌いな駄洒落を云ってしまい、自己嫌悪からか、苦虫という虫が本当にいたらその虫を噛み潰していたであろうような顔をした時、対照的に嬉しさに頬が緩んでいるであろうようなiMesageが、友人のエヴァンジェリスト氏から届いた。
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「あののお、『142857』は、『14(伊予)2(にて)85(焼こう)7(な)』じゃね。『142857』いうんは、すごい数字じゃね!」
「無視するで」
「いや~ん、ワシを虫にせんといてえやあ」
「ワテはトコトンやってみたんや。まだ続くでエ。
142857 X 15 = 2,142855 → 5+2で『7』になる
142857 X 16 = 2,285,712 → 2+2で『4』になる
142857 X 17 = 2,428,569 → 9+2で11になって、
1桁目は『1』になる
11の一桁目の1を使う
11の二桁目の1と元の数字の二桁目の6で
『7』になる
142857 X 18 = 2,571,426 → 6+2で『8』になる
142857 X 19 = 2,714,283 → 3+2で『5』になる
142857 X 31 = 4,428,567
→4+6で10になる
10の2桁目の1と元の数字の一桁目の7で
『8』になる
142857 X 65 = 9,285,705
→9+5で『14』になる
元の数の0は無視する
かける数を3桁にしも何とかなるで。
142857 X 156 = 22,285,692
→2+2+で『4』になる
下三桁の6+9+2で17になって、1桁目は『7』になる
142857 X 256 = 36,571,392
→3+6+9で18なって、1桁目は『8』になる
一桁目の8を使う
ニ桁目の1と元の数字の3を足して4になる
どや!?」
「う~んう、何が何か、どこが『142857』に何るんか、分らんけど、アンタいうお人は、んもう、強引じゃねえ。でも、その強引なところが……うふん!」
「ワテ、面白がって、業務中の暇な時に、『142857』の掛け算をして、どれだけ『142857』を作ることが出来るかのプログラムを作って遊んでたんや。プログラムで確かx5000くらいまで計算して確認したで。かなり高い確率で『142857』が出てきたで」
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「(暇と云っても、仕事はちゃんとしてたんだ。他の連中よりずっと速く自分の担当部分を仕上げて、空き時間があったからなんだ。それに、『巡回数』関係のプログラムを作るのは、遊びといえば遊びだが、頭のトレーニングにもなっていたんだ)」
と、ビエール・トンミー氏は、勤めていた会社の情報システム部のエース社員だった頃の、デスクに片肘立て、椅子に背を齎せ、PCのディスプレイを見遣る自身の姿を思い出していた。
(続く)
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