「(『カンカンドウリツ』が『フレンチカンカン 』のことだとは元より思っていないが、じゃあ、『カンカンドウリツ』って何だったか?いや、そもそも何の話をしてたんだったか?)」
と、ビエール・トンミー氏が、またまた混乱に陥っていると、友人のエヴァンジェリスト氏から、話を元に戻すどころか、更に茶化してくるようなiMessageが入った。
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「すまん、すまん。でも、アンタあ、優しいのお。やっぱり親友じゃ。『カンカンドウリツ』とは関係ない『フレンチカンカン 』のことを長々と話してしもうて、アンタあ、『カンカン』になって、『とうりつ』、いや、『ドウカツ』、つまり、『カンカンドウカツ』してくるんじゃあないかあ思うたけど、『ホンマ疲れるでえ』云うだけで堪えてくれたんじゃね」
「アンサン、エエ加減にしいや。『カンカンドウカツ』したろか!」
「『トンカツ』なら喜んで貰うけど、『ドウカツ』は好かんけえ」
「ほな、ちゃんと『カンカンドウリツ』を説明せえ」
「『関西大学』、『関西学院大学』、『同志社大学』、『立命館大学』よおねえ」
「ああ、それで、『関関同立』ちゅうことなんやな。みんな関西の大学やな。で、それが、なんやねん?」
「『関関同立』は、関西の難関私立大学らしいんよ」
「知らへんで。ワテの『ハンカチ大学』、アンサンの『OK牧場大学』は、東京にあるけど全国区の難関、いや、超難関私立大学や。『関関同立』が、関西で難関かなんか知らんけど、ワテらの大学とは比べようもあらへんで」
「個人の感想です」
「『関西大学』、『関西学院大学』、『同志社大学』、『立命館大学』は皆、名前は聞いたことはるけど、難関なんかどうかは興味もあらへんし、そこんとこは知りもせえへんかったでえ」
「ワシ、『関西学院大学』だけは行ったことあるんよ。『中川努』先生に会いに行ったんよ。なかなか雰囲気のええキャンパスじゃった」
「『中川努』はん?知らへんなあ」
「アンタあ、『中川努』先生は知らんでも、『中川努』先生流のことは、ようけえしてきたんじゃろうに」
「はああ?また、訳の分らんこと云ってきよったでえ」
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「(『中川努』というのは、『関西学院大学』の教授か助教授なんだろうが、その先生『流』って、どんな流儀なんだ?『関西学院大学』のレベルは知らないが、まあ、関西では有名な大学の先生とボクとに共通することなんだろうから、何か知的な何かの『流儀』のことなんだろうが)」
と、ビエール・トンミー氏は、会ったこともない大学の先生とその先生の『流儀』について、想像をめぐらせようとしたが、具体的な像は浮かんでこなかった。
(続く)
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