「(『あまちゃん』は、録画しておいて、ビデオで傑作場面集も作成中だったんだ。なのに、『DIGA』が壊れてしまって、全部、ダメになってしまった。そうだ、『蘇る金狼』の『風吹ジュン』の『お宝映像』もこっそり『DIGA』の中に保存しておいたのに!んぐっ!)」
と、ビエール・トンミー氏の思考が、いや、股間が再び、『風吹ジュン』へと向った時、友人のエヴァンジェリスト氏から、いつものように惚けたというか、偽悪的ともいえるiMessageが入った。
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「ワシは、最初からすっ転んどるけえ、何度転んでも平気じゃあ」
「ああ、アンサン、『スーパー・マン』としての任務を終え、自転車で帰宅途中、転倒して『旗本退屈男』みたいに眉間に傷を負うたんやったな」
「アンタあ、ワシが、『プロの旅人』で当時(2020年12月)、連載中の『バスローブの男』を読んどったけえ、自転車に乗りながら、アンタとアンタの奥さんとの『ナメクジ』プロレスを想像して、股間に『異変』が生じて、その瞬間、バランスを崩して転倒したあ、思うとるんじゃろう」
(参照:【新春緊急公開質問状への回答】エヴァンジェリスト氏に起きたこと。[後編])
「ああ、『ナメクジ』プロレスなんぞ、『どうする家康』と双璧の妄想、ちゅうか、ツマランもエエとこやで」
「ああ、その『どうする家康』なんじゃけど、ワシ、ChatGPTに、<大河ドラマ『どうする家康』はどうして面白くないのか>と訊いたんじゃが、つまらん回答じゃった。
According to ChatGPT (OpenAI, 2021), [『どうする家康』は、評価にばらつきがあるため、面白いと感じる人もいれば、面白くないと感じる人もいます。ただ、物語のテンポや描写の方法などによって、視聴者の感想に影響を及ぼすことがあります。また、各自の好みや期待によっても、評価は異なることがあります。]
どうねえ、政治家の答弁みたいにつまらん回答じゃろう?」
「ChatGPTは日本語に違和感が少ないさかい、一見マトモなことを云うてるようだけど内容はスッカラカンやな。コレをそのまま信じる層がある程度ありそうやから危険やで」
「つまらんところが面白いとも言えるがのお」
「いや、『プロの旅人』も『どうする家康』も、つまらんもんはつまらん、面白うあらへん」
「その点、『蘇る金狼』は面白いんじゃろ、ふふ?」
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「(うっ……アイツ、どうして、ボクが『蘇る金狼』のことを、その中の『風吹ジュン』のこと思い出したことに気づいたんだ?)」
と、ビエール・トンミー氏は、友人のエヴァンジェリスト氏の眼が惚け顔の中で、一瞬、冷たく光り、自分を射すくめたように感じ、思わず、身を震わせた。
(続く)
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