「（『広島』出身の『カズヨシ』という名前の有名人を持ち出してくるつもりだろうが、今、話題にしていたのは『山本』さんだから、他の姓の『カズヨシ』という人物を云い出したら、糾弾してやるぞ）」
と、ビエール・トンミー氏が、友人のエヴァンジェリスト氏の手口を予知して心の中で身構えていると、逆にビエール・トンミー氏の手口を予知していたかのようなiMessageがエヴァンジェリスト氏から入った。
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「アンタあ、『カズヨシ』じゃけえ、サッカーの『三浦知良』とか、『ロス疑惑』の『三浦和義』とか、『タモリ』こと『森田一義』のことをワシが云い出すんじゃないかあ、思うとるんじゃないじゃろうねえ」
「ああ、思うとるで。話を派生させて、刺せさせたところからまた派生させていくのがアンサンの常套手段やさかいな」
「アンタあ、失礼じゃのお。ワシは今、『広島』出身の『山本』さんのこと話しとったんよ。で、『山本』さんで『カズヨシ』いうたら、『山本一義』じゃろうがいねえ」
「知るかいな、『山本一義』はんなんて」
「ワシの小学校（皆実小学校）、中学校（翠町中学）の先輩なんよ。生れは、広島市の天満町じゃったけど、小学校5年の時に、皆実町に引っ越してきたんじゃと」
「あんなあ、アンサンのただの先輩のことなんか、ワテが知るはずないし、読者かて興味あらへんで」
「アンタあ、最近、時々、『読者』とか妙なこと云うのお。まあ、エエけど、『山本一義』は、ワシのただの先輩じゃないんじゃけえ。『♩君の髪～があ～』」
「へっ！なんや？いきなり歌い出しよって」
「『♫肩まで伸びてえ～』」
「やから、なんや？て」
「これ歌うたん、誰ねえ？」
「『吉田拓郎』はんや」
「ほうよねえ、『広島皆実高校』のワシらの先輩じゃろうがねえ」
「あんなあ、毎度、云うとるけど、『カイジツ高校』なんて知らへんのや。けど、『山本一義』はんも、『広島皆実高校』のアンサンの先輩ちゅうことなんやな？」
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「（ちきしょう！アイツがくどく『広島皆実高校』の名前を出すから、ボクが『広島皆実高校』出身だということが、世界にバレてしまった）」
と、ビエール・トンミー氏は、Blog『プロの旅人』が、何故か、日本国内よりむしろ海外に読者が多いことを意識した思いを口中に発した。
（続く）
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