2024年2月14日水曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その398)

 


「(アイツに『内田有紀』の名前を出されて、ついつい乗ってしまったが…)」


と、ビエール・トンミー氏が、視線を股間に落とし、そこに微かに生じていた『異変』にようやく気付いていると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏のから、いつもの盗人白々しい返信iMessageが届いた。



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「ほうよねえ。ワシ、なんでアンタに、『大垣共立銀行』のATMのこと、はなさんといけんのん?」

「ワテが訊いてんのや」

「ああ、そうじゃ。アンタが、『水饅頭』のこと興味持ったけえじゃ。『大垣』の『金蝶園総本家』の『水饅頭』は美味しいけえね」

「いや、ワテは『水饅頭』に興味持ったんやあらへん。『山本五十六』はんが、新潟『長岡』の『川西ナンチャラ』ちゅう店の『水饅頭』が好きや、みたいなこと云うたんやないか」

「『ミスター・メモリー』のアンタらしゅうないで。ワシ、『山本五十六』は、『水饅頭』が好きじゃったんじゃと、とは云うたけど、『川西屋本店』の『水饅頭』を好きじゃった、とは云うとらんで。それに、『川西屋本店』は『水饅頭』作っとらんし」

「なら、なんで、その『川西ナンチャラ』店のこと、持ち出してくんのや」

「『山本五十六』が、『川西屋本店』の『酒饅頭』で『水饅頭』を作ったらしいけえよおね」

「『酒饅頭』で『水饅頭』を作った?アンサン、また滅茶苦茶云うてるで」

「文句なら、『山本五十六』に云いんさいやあ」

「ふん!どうせ、『酒饅頭』を水風呂につけるみたいに水に浸けて食べた、とでもぬかすつもりやろ」



「ぎょ、ぎょ、魚類、人類、ルイルイ『太川陽介』」

「ふん!」


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「(意味不明だ。『太川陽介』?俳優だったか?いや、タレントか?いやいや、どうでもいい)」


と、ビエール・トンミー氏は、なんとなく聞き覚えのある『太川陽介』という名前に若干の引っ掛かりを感じながらも、心の中の黒板から、その名を消した。


(続く)






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