「(先ず、『4810』という意味不明な言葉というか数字を出して、それが、山の『モンブラン』の標高のことだとは明かしながらも、山の『モンブラン』を云っているんじゃないと、腸捻転を起こしそうなことを云ったまま、今度は、いきなり『ホワイトスター』って、また意味不明な言葉を出して来やがった。しかも、ボクの父親のことまで出してくるなんて、どういうつもりだ?)」
と、ビエール・トンミー氏は、くだらないiMessage交換の中に、くだらなさとは対極にいた真面目であった亡父のことを、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏が出してきたことに、真の怒りを込めたiMessageをエヴァンジェリスト氏に送信した。
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「あんなあ、エエ加減にしいや。くだらんことに、ワテのテテ親を出してくるんやらへん」
「いや、ワシが出してきたんじゃのうて、『プロの旅人』にあったんよ。『4810』、ホワイトスター』は、『マイスターシュテュック』(Meisterstück)で、キャップの先端に、『モンブラン』の山頂の雪をイメージしたマークの『ホワイスター』があって、ペン先に『4810』が刻まれとるんじゃろ?」
[参照]
「やめれ!アンサンが自分で書いたんやないか!それにや、何遍も云うけど、ワテはもうだいぶ前から、あないなくだらん、ちゅうか、オゲレツな妄想Blogは読んでへんのや。要するに、アンサン、万年筆の『モンブラン』のこと云うてたんやな」
「いや、違うんよ。ワシは、『モンブラン』いうても、万年筆の『モンブラン』のことじゃないけえね、云うたんよ」
「アホ!アンサン、『熊本』産の和栗を使った『モンブラン』や、云うたやないか。誰が、栗を使った万年筆があると思うねん?」
「あれ?アンタあ、知らんのん?」
「なんや!?栗を使った万年筆があるとでも云うんか?」
「云うんよ」
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「(アイツうー!ほんと、あのトボけたと云うか、巫山戯た云い方、ムカつく!)」
と、ビエール・トンミー氏は、『広島皆実高校』1年7ホームで同じクラスとなった時から今も続く、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏のおちゃらけ顔を思い出し、脳裡のその像に向けて、唾を吐きかけた。
(続く)
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