2024年2月17日土曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その401)

 


「(だけど、アイツは、映画『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』のことをネットで調べて知っているだけで、見てはいないはずだ)」


と思うビエール・トンミー氏の脳中に、『ルイ15世』を演じる『ジョニー・デップ』の流暢な(多分、流暢な)フランス語が響き、その映画の感動をiMessageでアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に送った。



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「『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』は、エカッタデェ。やっぱりホンマもんの映画はチャウで。ハリウッドの歴史映画が、ディズニーランドのシンデレラ城(つまりハリボテ)やったら、今回の映画は本物のベルサイユ宮殿でロケしとるんやで。鏡の間をよー映画に貸してくれたもんや」

「アンタも、若い頃にゃあ、道玄坂とか歌舞伎町の『鏡の間』に、よう泊ったりしとったんじゃろう?」

「またオゲレツかいな」

「なかなか刺激的なんじゃろう?」

「ワテ、ああようなところは行ったことあらへん」

「『ああようなところ』いうことは、どうようなところか知っとるんじゃね。行ったことあるんじゃね?」

「五月蝿いで。真面目に聞きいや。エエか、本物のベルサイユ宮殿でロケしたちゅうことはや、日本で云うたら、国宝で世界遺産の姫路城で戦国映画を作ったようなモンなんやで」

「まあ、姫路城も、『眠狂四郎』とか『水戸黄門』とか『暴れん坊将軍』とか、いろんな映画やドラマのロケ地として使われてきとるみたいじゃけどねえ」

「ふん、五月蝿いで」

「アンタも、『コカン暴れん<棒>将軍』とかの映画を姫路城で撮影してみんさいや」



「やからあ、オゲレツはやめれ。で、これは、オゲレツな話として云うんやあらへんけど、昔から知ってたんやが、フランスのルイ王朝の頃は、『王』の『相手』は、既婚者やないと身分的に駄目やったらしいの」

「おー(王)、おー(王)、『王貞治』」

「相変らず、くだらんで。『王貞治』をそないな使い方しとったら、クレームが入るで」

「ワシらのiMessageの交換を、『王貞治』もその関係者も見とらんじゃろう」

「それはそやけど、まあ、ええか、『王』の『相手』で有名な『ポンバドール夫人』は、まさに『夫人』やろ。今回も(『ジャンヌ・デュ・バリー』も)、庶民の娘が『ルイ15世』の愛妾になる為に、わざわざ貴族と結構せんとアカンかったんや。夫になる貴族もそれを光栄と思ったんやで」

「そりゃ、『公妾』が未婚じゃったら、『王』に、結婚してえや、云うてくるかもしれんし、そうなったら、『王』は『王妃』と離婚を考えんといけんかもしれんし、でも、『王妃』は外国の王室出身とか有力の娘じゃったりすることが多いけえ、離婚したら大きな問題とか、場合によっちゃ戦争になるかもしれんけえ、既婚者の方がそうなる可能性がないか低いけえ、都合が良かったんじゃないん?」


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「(あの野郎!また、急いで、デジタル・ハンターしやがったなあ!)」


と、ビエール・トンミー氏は、あの野郎こと友人のエヴァンジェリスト氏への憤りから、自らの眼球内に炎を燃やした。


(続く)






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