チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】（その395）

 

「（アイツが撹乱してきていることは判っているが、どうして、『山本五十六』の出身地の新潟『長岡』のお菓子屋から岐阜『大垣』の『水饅頭屋』かお菓子屋か知らんが、そこに話が移っていくんだあ？更に、なんで、アイドル・グループが出てくるんだ？』）」

と、ビエール・トンミー氏が、頭の中の日本地図の上で、新潟県から岐阜県へと『AKB48』的な女性アイドルたちが踊りながら移動する姿を想像していると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、思いも掛けない企業名を告げるiMessageが入ってきた。

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「あれ、アンタあ、『OKB』知らんのん？『大垣共立銀行』よおねえ」

「え？ああ、『大垣』の地銀やな。そか、その『大垣共立銀行』が、『OKB45』ちゅうアイドル・グループを支援しとんのやな？」

「うーむ、支援いうか作ったんよ」

「は？作った？アイドル・グループを？」

「いや、『OKB45』は、アイドル・グループいうか、現役の女性行員で作ったユニットなんよ」

「は？」

「当時の頭取の『土屋嶢』さんが作詞した『OKB音頭』でCDデビューもしたんよ」

「ほんまか？」

「『OKB3』いうグループも作ったんじゃけど、これは、モデル3人で、かなりセクシーなドレスを着て、艶かしいポーズをとったポスターなんかも作ったんよ」

「その銀行、大丈夫か？」

「銀行は大丈夫じゃけど、その艶かしいポスターは、岐阜県内の市によっては、街中に貼るんを禁止されたとも聞いとるけえ。銀行内でも、会議室いうかお客さんを入れる応接室なんかにゃあ、ポスターをお客さんの背の後ろの方に貼ってあるんよ」

「え？」

「打合せ中、お客さんが、ポスターが気になってしもうたら、商談にならんじゃろ」

「せやったら、最初から、貼らなエエやないか」

「最近は、『SKE48』と提携して、『SKE48』の岐阜県と愛知県出身者5名の選抜メンバーで、『OKB5』いう広告宣伝ユニットも作ったんじゃと」

「現役の女性行員で作ったユニットの方がインパクトはあるな」

「ATMも凄いらしいんよ」

「ATMに凄いも凄うないんもあるんか？まさか、ATMが変身ロボにでもなっとるんか？」

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「（あ、くだらん発想をしてしまった。でも、かなり突飛なことをする地銀みたいだからなあ）」

と、ビエール・トンミー氏は、反省しながらも、女性銀行員たちが艶かしいポーズをとるポスターを（実際にはないポスターだ）想像すると、股間に勝手に微かな、ほんの微かな『変化』が生じた。

（続く）