「(折角、こっちが気分良く、知識を披露しようとしているのに、話の腰を折るようなことをしてくるんだ。でも、アイツもこのことは知らないだろう)」
と、ビエール・トンミー氏は、勇んで、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏宛のimessageを打ち始めた。
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「コレも、ワテは、話は知ってたんやけど、『王』が朝、目覚めると、寝室に大臣や貴族やその夫人達がゾロゾロとやって来て、『王』の着替えや食事を『公開」でやってたとこが、あの映画(『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』)、オモロかったで」
「ワシも、アンタの着替え手伝おうか?『オフィス・トンミー』所属のワシのとっちゃ、アンタあ、『オフィス・トンミー』の社長で、『王』みたいなもんじゃけえね」
「おお、是非やってくれや」
「本当にエエん?」
「ああ、かめへんで。あの映画の中やと、医者がウンコを舐めて体調を調べてたで。アンサン、当然コレもやるんやで」
「ほいじゃったら、ケツの穴も舐めて綺麗にしてあぎょうか?」
「アンサン,調子に乗って、気持ち悪いこと云うんやないで」
「アンタが、映画『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』のこと、云いだしたんがいけんのんよ」
「ワテのせいや、云うんか?でも、そやな、なんで、ワテ、『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』のこと、話し出したんや?」
「しっかりしてえや。ワシが、<ぎょ、ぎょ、魚類、人類、ルイルイ『太川陽介』>云うたら、アンタが、『ルイルイ』に反応して、『ルイ15世』を演じた『ジョニー・デップ』を持ち出してきたんよ」
「ああ、せやったなあ。でも、アンサン、なんで、<ぎょ、ぎょ、魚類、人類、ルイルイ『太川陽介』>云うたんや?」
「アンタが、驚かすけえよおねえ」
「ワテが、アンサン、驚かす?」
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「(ボクとしたことが、記憶が曖昧になってる。アイツが、話を次々と派生に派生を重ねていくからだ)」
と、ビエール・トンミー氏は、記憶力について持っていた絶対的な自信が、友人のエヴァンジェリスト氏の戯言によって、揺らいできていることに、思わず歯軋りをした。
(続く)
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