2024年2月7日水曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その391)

 


「(『慧眼』を『コーガン』と云い間違えて見せるなんて、そうだ、それこそ、『コーガン無知』だ。…あ、いかん、いかん。ボクまでクダラナイ人間になってしまう)」


と、ビエール・トンミー氏が、友人のエヴァンジェリスト氏並みの人間にまで落ちるような発想をする自分を反省していると、そんな発想を肯定するのか反省を肯定するのか、どちらにも捉えられるようなiMessageが、エヴァンジェリスト氏から入ってきた。



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「そうなんよ」

「え?」

「『山本一義』は、『拓さん』とはかなり一致するんよ。でも、『民』と『為』とは違うんよ」

「意味不明や」

「『山本一義』は、『広島皆実高校』出身じゃないんよ。でも、『拓さん』と同じで、『広島市立皆実小学校』、『広島市立翠町中学校』出身なんよ」

「ああ、そうでっか。でも、そないなこと、どうでもエエ。なんで、ワテが、ただのアンサンの小学校、中学校の先輩のこと聞かされなアカンねん」

「『ただの先輩』?ワリャ、エエ加減にせえよお!『山本一義』は、『広島東洋カープ』の4番打者だったじゃないねえ!」

「知るかいな。なんで、そないなどうでもエエこと持ち出してくるんや」

「アンタが、『山本浩二』を『広島』(広島市)出身と認めん、云うたけえよおねえ。でも、『山本一義』は、天満町生れで、皆実町に引っ越したけど、『太田川』の向こう側の人じゃないけえ、立派な『広島』(広島市)出身じゃろ」

「『川の向こう側』かせやないかの違いはあるいうても、同じ『山本』姓で、同じ『カープ』の選手やったいうだけで、『山本浩二』はんと『山本一義』はんのこと、アンサンから聞かされなあかんのや。『読者』の皆さん、欠伸するで」



「アンタが、『山本浩二』が『マドレーヌ』好きみたいなこと云うてきたけえよおね」

「ちゃうんか?」

「知らんよお。『山本浩二』に訊いてみんさい。それに、『山本浩二』は、『山本一義』の憧れて、同じ法政大学に進学して、『カープ』の選手になったんじゃけえ、その辺のことも、『山本浩二』に訊いてみんさい」

「訊かへんし、ワテが、『山本浩二』はんのこと云うたんは、アンサンが、『マドレーヌ』のことについて、まだワテが『山本』いう人のことを知らんやろ、と云うてきたさかい、『広島』に所縁のある『山本』はん、いうことで、『山本浩二』云うてみただけや」

「困るのお。アンタがそうやって話を逸らしていくけえ、話が長うなるんよ」

「なんやてえ!」

「ワシが云う『山本』さんは、『リストワール』の『山本』さんよおね」

「『リストワール』?」

「ああ、すまん、すまん、『SNCF』の大家のアンタにゃ、カタカナ・フランス語じゃ、通じんよおねえ。『L’histoire YAMAMOTO』じゃ」

「あ…?...おお、おお」


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「(ちくしょう!アイツ、また、フランス語では、『il』と『elle』しか知らないボクを揶揄ってきやがった、自分だって、『東京日仏学院』の『ディクテ』から『逃亡』した過去を持っているくせに)」


と、ビエール・トンミー氏は、iMessageの向こうで北叟笑んでいるであろうアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の顔を思い浮かべ、歯を剥き出し、敵意を示した。


(続く)






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