「(その『OKB48総選挙」のことも、ボクとのiMessage交換の最中に、急いで調べ出したんだろう。まあ、アイツのそのつまらん執念とネット師力は認めてやる)」
と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏への、皮肉がたっぷり込められた賞賛の気持ち抱いていると、エヴァンジェリスト氏から、またまたウンザリさせられるiMessageが入っってきた。
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「あ、『高畑』さん、云うても、『魔女の宅急便』とか『平成狸合戦ぽんぽこ』の『高畑勲』じゃないけえね」
「ああ、『ジブリ』やな。でも、その『高畑勲』はんやないんやな」
「わしらと同い年で、アンタの10日後に生れた『高畑淳子』でもないけえね」
「誰や、そのオバハン?」
「有名な女優じゃないねえ。それに、自分もオジサン、いや、オジイサンなのに、同い年の女性をオバハン云うんはどうかのお」
「ほうかあ…ワテ、そのオバハン、あ、女優、見たことあんのやろか?」
「アンタ、大河ドラマはよう見るんじゃろ。ワシは全然、見んけど、例えば、『篤姫』とか『真田丸』とか、最近じゃあ、『どうする家康』にも出演しとったらしいで」
「やからあ、『どうする家康』のことはもうエエて。ワテ、『どうする家康』見るん、挫折したんや」
「『白い巨塔』にも出とったんじゃと」
「なぬ、『白い巨塔』やて?どっちのや?」
「いや、『ドッジボール』は関係ないと思うけどのお」
「アホンダラ!『1978年』のやつか『2003年』のやつか、と訊いてのや」
「ああ、『田宮二郎』の『白い巨塔』か、『唐沢寿明』の『白い巨塔』か、いうことじゃね?」
「分ってのやったら、さっさと説明しいや」
「ああ、『プロの旅人』でもバラされとったけど、ワシ、『田宮二郎』が好きなんよ。『天知茂』と『杉良太郎』にも憧れとったんよ」
「そないなこと、訊いてへん!」
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「(本当、いい加減にしてもらいたい!)」
と、ビエール・トンミー氏は、友人のエヴァンジェリスト氏が、話の腰をことある度に折ってくることに辟易し、無駄とは知りつつも、心の中でエヴァンジェリスト氏に抗議をした。
(続く)
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