「(でも、あっちの『あつこ』って誰だ?『あつこ』という名前の有名人って、誰がいたか…?あ、まさか!)」
と、ビエール・トンミー氏が、その昔、結婚前のことだが、『相手』をした女性の一人を思い出し、股間にまた少しだけだが『異変』が生じようとしていた時、友人のエヴァンジェリスト氏から、その股間を直撃するようなiMessageが入ってきた。
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「あ、間違えんさんなよ。そっちの『あつこ』じゃないけえね」
「な、な、な、なんや、そっちの、て!?」
「そりゃ、『あたり前田』よおね」
「な、な、なんで、『あたり前田』なんや?アンサン、そっちの『あつこ』のことなんか知ってへんはずや」
「何、云うとるん?ワシ、そっちの『あつこ』くらい知っとるよね。アンタと違うて、好きな訳じゃないけど」
「いや、ワテかて、正直なところ、特別に好きな訳やなかったんや…そこんとこは、『あつこ』には悪かったとは思うんやけど、『あつこ』も割り切っとったんじゃないかあ、お申し、それに、『回数』もあんまし多うはなかったんや」
「『回数』?アンタあ、なんかオゲレツなこと云うとるん?まさか、アンタ、『あつこ』とそうような『関係』じゃったん!?」
「まあ、勢いで、ちゅうとこやったろか」
「それ、『勝地涼』より前のことなん?」
「『勝地涼』?誰や?」
「何、惚けとるん?『前髪クネ男』じゃないねえ」
「あ、ああ!あの男か!『あまちゃん』やな」
「アンタが『あつこ』とそうような『関係』持ったんは、『勝地涼』より前のことなん?」
「なんで、ここで、『前髪クネ男』が出てくんのや?」
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「(『前髪クネ男』かあ。気持ち悪い男だったが、面白かった)」
と、ビエール・トンミー氏は、NHKの朝ドラ『あまちゃん』のクセの強い登場人物を懐かしく思い出し、頬が緩んだ。
(続く)
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