2024年4月9日火曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その453)

 


「(アイツと初めて会った16歳の時から50年以上経った今でも、アイツはプロレス好きだが、プロレスなんか茶番だ。でも、迂闊にプロレス批判なんてすると、アイツ、その100倍反論してくるからなあ)」


と、ビエール・トンミー氏が、それ以上、プロレス談義にならぬよう、口を閉ざしていたが(iMessageの返信をしないでいたが)、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏は、続けて、プロレスラーの『ドリー・ファンク・シニア』、『ドリー・ファンク・ジュニア』の名前を出したiMessageを送ってきた。



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「それにのお、『ドリー・ファンク・シニア』、『ドリー・ファンク・ジュニア』は男じゃけど、『ドリー・キムラ』は女なんよ」

「男でも女でもどっちゃでもエエがな」

「おお、アンタあ、『ジェンダー・フリー』な進歩的な考えを持っとんじゃね。さすがじゃ」

「でも、ワテ、『オゲレツ・フリー』やあらへんで。それに、プロレスには、女子のレスラーかておるやろ」

「え?アンタあ、女子プロレス見とるん?」

「男子も女子もプロレスなんぞ見るかいな。けど、どうせ、その『ドリー・キムラ』はんも、『ドリー』ちゅう名前にしたんは、『ドリー・ファンクなんちゃら』みたいに『スピニングなんちゃら』でクルクル回ってんからやないんか?」

「『ドリー・ファンク・シニア』、『ドリー・ファンク・ジュニア』の『ドリー』は『Dorrance』で、『ドリー・キムラ』の『ドリー』は、多分、『Dolores』か『Dorothy』なんじゃと思うんよ」

「カタカナやったら同じや。けど、『ドリー・ファンクなんちゃら』の『ドリー』やないんなら、『ドリー・キムラ』はんは、ラスベガス生れの日系三世やさかい、なんにしても、ハーフかクオーターの女子プロレスラーなんやな?」



「え!?『ドリー・キムラ』は、女子プロレスラーなん?」

「へ?」


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「(いくら友人とはいえ、質問に質問で返してくるのは、大っ嫌いだ!)」


と、ビエール.トンミー氏は、嫌悪の言葉を思っただけで、口から発した訳ではないのに、彼の口から飛んだ唾が泡となり、iPhone14 Proを持つ右手に付いた。


(続く)






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