2024年4月14日日曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その458)

 


「(アイツが、『ナンヨウハギ』が『スズキ』だ、と云ったんだ。それで、『ナンヨウハギ』が人間でないんだったら、何だ、と云うんだ?『ジムニー』の『スズキ』だって、今は会社の名前かもしれないが、元は人間の名前だからな)」


と、ビエール・トンミー氏は、自身の思考の中で、理論武装を施していると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、またまた、背後から刃物を突き刺してくるようなiMessageが送られてきた。



====================================


「アンタあ、それはいけんよ」

「は?何が、『いけん』のや?」

「そりゃ、セクハラでえ」



「何ヌカスねん!ワテがいつセクハラした云うんや?!」

「今よね」

「あんなあ、アンサンとワテとは今、iMessageでやり取りしてんのやで。ワテが、仮にセクハラしたとしても見えへんやろ」

「見えんかったら、ええ、云うん?」

「ちゃう、ちゃう。そないな意味やあらへんし、『仮に』とした話や。それに、ワテ、今、自分の家の自分の部屋に一人でおんねん。それで、どないして、誰に、セクハラできんのや?」

「今、iPhoneでワシにセクハラしたじゃないねえ」

「何で、ワテがアンサンにセクハラすんのや!それも、離れたところにおるアンサンに、iPhoneでどないして、セクハラすんのや!?どついたろか!」

「今度は、パワハラじゃ」

「なんや、言葉でのパワハラちゅうことか。でも、それやったら、してもいーへんセクハラをしたあ、いうアンサンのメッセージの方が、よっぽどハラスメントやで」

「その前に、アンタのメッセージがセクハラなんじゃけえ」

「え?ワテのメッセージがセクハラ?」

「アンタあ、『男らしゅうない』いうメッセージをワシに送ったじゃないねえ」

「ああ…」


====================================



「(そういうことかあ。最近は、『性』に依存した言動に言及すると、セクハラになるからかあ)」


と、ビエール・トンミー氏は、現役サラリーマンであった頃に、社内のハラスメント研修で習ったことを思い出した。


(続く)






0 件のコメント:

コメントを投稿