「(また、アイツ、いつもの関係ないものへの派生を仕掛けてきてることはわかっているんだが…)」
と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏をどう扱うか逡巡していると、エヴァンジェリスト氏から更に意味不明なiMessageが入ってきた。
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「『ナフコ』は、本社は、アンタの馴染みのある福岡県にあるけど、福岡市じゃのうて北九州市じゃし、アンタが住んどった百道浜には多分、店舗はなかったじゃろうけえ、知らんよねえ」
「おいおい、ちょっと待ちいや。なんや、『ナフコ』て?」
「『National Furnishing Corporation』なんよ」
「へ?」
「『National』いうても、今の『Panasonic』じゃないけえ、間違えんさんなよ」
「アホンダラ!誰が、『National』と聞いて、『Panasonic』やと思うんや。そりゃ、『ナショナル』やったら、あれ?『松下電器』のことかいな、と思うてまうかもしれへんけど」
「ほうよねえ。ワシらは、『松下電器』いうたら、『Panasonic』より『ナショナル』の方が馴染みあるよねえ?『ナショナルキッド』が、『パナソニックキッド』じゃったら、しっくりこんじゃろ?」
「確かに、『パナソニックキッド』はアカンで」
「アンタ、知っとった?ワシ、『ナショナルキッド』の光線銃が欲しゅうてかなわんかったんじゃけど、あの光線銃は、番組スポンサーの『松下電器』が懐中電灯として売り出したんじゃとね」
「ああ、上手いタイアップやな。その懐中電灯のこと、ワテ、覚えてへん、ちゅうか知らへんけど、子どもは、ヒーローのグッズは欲しゅうはなるはなあ」
「あの光線銃の名前は、『エロルヤ光線銃』いう名前じゃったらしいんじゃけど、アンタが使うたら、『エロエロ光線銃』になるんじゃろうねえ」
「このドアホめが!」
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「(ちょっと油断すると、アイツ、直ぐ話を変な方に持っていきやがる)」
と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏批判を思いながらも、『エロエロ光線銃』を持って、ニヤつきながら何かエロいものを覗く自らを想像してしまっていた。
(続く)
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