「(あ、いかん、いかん。つい、自分の『本能』が反応してしまった)」
と、ビエール・トンミー氏は、友人のエヴァンジェリスト氏から指摘を受けた自身のエロさを自覚しながらも、気を取り直し、エヴァンジェリスト氏へ反撃のiMessageを送った。
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「『エロエロ光線銃』でも『エロルヤ光線銃』でも『ハレルヤ光線銃』でも関係あらへんやろ。問題は、『ナフコ』や」
「ああ、そうじゃった。アンタが『ナショナルキッド』のことなんか云うけえ、忘れとったじゃないねえ」
「責任転嫁もええとこやけど、それもどうでもエエ。『ナショナルキッド』でも『パナソニックキッド』でもエエがな。。問題は、『ナフコ』や」
「そうじゃ、『ナフコ』じゃ。『ナフコ』は、『NAtional Furnishing COrporation』で『NAFCO』(ナフコ)なんよ。でも、もう『NAtional』のことは云わんよ。また、『エロエロ光線銃』に戻っても困るけえ」
「困ってんのは、ワテや」
「で、次の『Furnishing』云う表現が気になるじゃろう?」
「気になるちゅうか…」
「なんで、『Furniture』なんじゃないんかあ、思うたんじゃろう?」
「あ?ああ、ああ、思うたで」
「『家具』いうたら、普通、英語は、『Furniture』で、『Furnishing』じゃないでえ、思うたんじゃろう?」
「え?エエ、エエ、ああ…思うたで。『家具』は普通、英語やと『Furniture』やさかいな」
「『大川栄策』が持ち上げるんは、『Furniture』じゃろうしのお」
「あれ、また、訳の分らん名前出してきよったで」
「アンタ、『福岡』関係者なのに、『大川栄策』知らんのん?有名な歌手じゃないねえ」
「やからあ、何遍も云うてるやろ。ワテ、ゲーノー界のこと、な~んも知らへんのや。興味もあらへんし」
「『大川栄策』は、芸名なんよ。その由来は、福岡県『大川市』出身で、『大川』を『栄』させる対『策』、なんじゃと」
「その芸名、なんか無理があらへんか?どうでもエエけど」
「どうでもエエことないじゃろ。『大川』云うたら、『大川家具』いうて『家具』の有名な産地じゃないねえ」
「ああ、『大川家具』な。それやったら、知らんことないで。有名やさかいな」
「『大川栄策』は、『大川』出身じゃけえ、箪笥を持ち上げるんが特技なんよ」
「知るかいな、そないなこと」
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「(はああん?なんで、歌手が箪笥を持ち上げるんだ?)」
と思ったものの、ビエール・トンミー氏は、そんな思いを抱いたこと自体、くだらないと、知らない歌手が箪笥を持ち上げる、見たこともない像を脳裡から飛ばして消すように、頭を左右に振った。
(続く)
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